星から来たオッパイ
Part G (2)
『マザー』に捕らえられた水兵は、彼女の巨大な乳首に足から呑まれていく。
「ああっ……もっと……中に……」
彼は喘ぎながら、自分を呑み込んでいく乳首を愛撫し、激しく身を震わせている。
”ああっ……そんなにされると……あ……”
ビクンと乳房が震え、乳首から白い乳が吹き出し、水兵の体を白く染める。
「あっ……あっ……あーっ……」
水兵はガクリと首をたれ、動かなくなった水兵の体が乳首の中に吸い込まれる。
「副長!」
「艦内に戻れ!」
甲板に残っている水兵たちは、命綱を手繰って『マザー』から離れようとしてする。 しかし、艦首にのしかかっている『マザー』が艦体を揺らす度に、一人、
また一人と『マザー』の方に滑り、魔性の乳房の餌食となっていく。
”遠慮しないでおいでなさい……気持ちよく蕩けたい?……それとも……ふふっ……”
『マザー』の乳首が、一人の水兵に向けて乳を迸らせ、水兵の体が乳でずぶぬれになる。
「ぶわっ……うわぁ!?」
乳を浴びた水兵が、何を思ったか上着を引き破って自分の胸を露出させる。 そこには白い乳房上の物体が張り付いていた。
「なんだぁ!?……ぐうっ!?」
水兵は胸の辺りが熱くなるのを感じた。 その熱はみるみる広がり、体が熱くなってくる。
「あっ?」
命綱を掴む手が熱くなり、その手が白く変わっていく。 茫然として自分の手を見つめる間に、熱が体の中を走り抜けた。
「ああーっ!?」
股間を熱の塊が直撃した。 足の間に灼熱の塊が生まれ、それが体の中に撃ち込まれる。
「あひぃ!」
熱い感覚が下腹の中で快感に変わり、それが脳天に突き抜けた。 頭の中で熱い快感が溢れかえり、水兵の体が硬直する。
「副長! あれを」
別の水兵が叫ぶ。 皆の目の前で硬直した水兵が、鍛え上げられた男の体から優美な曲線を描く女の体へと変わっていった。 それを見た副長が呻いた。
「なんてこった……」
「ああ……あっ……はあっ……」
水兵だった女が甘く喘ぐ。 ドロリとした甘い快楽の蜜が体を満たし、彼女を支配している。
”気持ちよいだろう……お前もドローンとして私に従いなさい”
(おおせのままに……)
蕩け切った水兵の心に『マザー』の命令が染み込み、彼女は『マザー』のドローンなった。 同僚の変貌を見せつけられ、他の水兵が恐慌状態に陥り、
命綱を手繰って我先に艦内へ逃げ込んだ。
「ハッチを閉めろ!」
最後の一人がハッチを閉め、中からロックする。 ドローン女がハッチに取りついたが、開くことが出来ない。
「『マザー』、中からロックされました。 外から開くことはできません」
ドローン女は、水兵だった時の知識を使い『マザー』に答えた。
”お前は、仲間たちの所に行きなさい。 後は私が対処します”
『マザー』に命じられると、新たなドローン女は海に飛び込んで姿を消した。 残った『マザー』は、両手を潜水艦の甲板につき、巨体で圧し掛かった。
−−潜水艦B-346 発令所−−
副長が発令所に戻ると同時に、艦がさらに傾斜し始めた。 副長は、潜望鏡にしがみついて体を支える。
「あの巨人女だな! この艦沈める気か!?」
「副長! カメラの画像を見てください!」
ソナー手が艦外カメラの画像を示す。 『マザー』が前甲板に馬乗りになり、セイルに手をかけている。
「さっきよりでかくなってないか?」
「あの女、体の横幅だけでも本艦の三倍はありますよ」
副長たちの頭の上で破壊音がして、カメラの画像が消えた。 ソナー手はカメラを切り替え、映るカメラを探す。
「船尾カメラが使えます」
「あの女! セイルをもぎ取りやがった!」
潜水艦の中央にそびえていたセイルがなくなり、前部甲板から後部甲板にかけてがフラットになり、鯨の背中の様になっている。
「副長! シュノーケルから浸水! セイルごともぎ取られたようです」
「シュノーケルの吸排気弁を閉じろ!」
副長が命じると同時に、船体が大きく軋んだ。
「今度は何だ!」
「あの女が、艦体を圧迫しています!」
カメラの画像には、『マザー』の頭が映っている。 その向こうに潜水艦の艦体があるはずだが、全く見えない。
「抱き着いているのか?」
「あの大きさだと……その……おっぱいで挟んでいるのではないかと……」
副長が目を剥いて、苦い顔になる。
「冗談のつもりか?」
「それならいいんですが……」
ソナー手がカメラを次々と切り替える。 断片的な映像しか見えないが、ソナー手の言う通りのようだ。 副長は帽子を取って頭をかきむしった。
「艦体は持つのか?」 副長が尋ねた。
「耐圧部は持ちこたえるかもしれませんが、他の箇所は……」 機関長が答える。
「舵とスクリューが持たんか」
潜水艦で人が乗る部分は、水圧に耐えるため頑丈にできている。 一方で舵、スクリューといった可動箇所は比較的弱い。
「セイルをもぎ取る力で掴まれたら、舵はひとたまりもないでしょう」
「逃げるしかないか」
副長の呟きに、機関長が首を振った。
「シュノーケルを修理しないとディーゼルが動かせません。 ここは氷海ですから潜航しないと脱出できません。 しかし、バッテリーの残量が1時間程度しか
ありません」
B-346は通常動力艦で、水上ではディーゼル、水中では電気モーターで航行する。 ディーゼルを動かすには空気が必要で、空気の取り入れ口がシュノー
ケルである。
「1時間だけは潜れるな? それで奴を振り切れないか?」
「振り切れなければそれまでです」
副長が黙ると、発令所にギシギシと船体が軋む音が響き渡った。 副長はしばらく帽子を手で弄んでいたが、顔を上げ天井を睨みつけた。
「よし……一矢報いてやる」
「副長?」
「潜行する。 出来る限りの速度で沈んで奴を振り払う! 緊急潜水! タンク注水!」
「緊急潜水、タンク注水します」
副長の命令で、タンクに注水されるとB-346は急速に沈み始め、『マザー』は海の上に残される形となった。
”沈んだのか?”
『マザー』は海面に顔を沈め、潜っていくB-346を探す。
「深度20、30、40……」
「全員体を固定! トリム80!」
副長の命令に、全員がぎょっとした。 艦首を80度上に向けろと言う命令だったからだ。 これに従うと、潜水艦は艦首を上にして海中でほぼ倒立状態に
なる。
「ふ、副長?」
「急げ!」
副長命令に従い、各乗員は座席や柱に体を固定し。 総舵手が艦首を上に向ける。
「タンクブロー! 全速前進!」
「副長! 上には奴が!」
「体当たりする! 奴は生き物、ぶつければこっちが勝つ!」
B-346は潜行から急速浮上に移った。 潜水艦は魚雷のように『マザー』めがけて突進する。
「深度40、30……」
「正面に敵影!」
「衝撃に備えろ!」
B-346は海面近くにいた『マザー』にあらん限りの速度で突っっこんだ。
ズ……ブリ……
ブレーキがかかった様に艦の速度が鈍り、停止した。
「止まった?」
「奴にぶつかった……のか?」
衝撃が来ると思っていた乗員たちは、予想外の事態に首をかしげる。
”あ……あーん……”
艦内に『マザー』の声が響いた。
「どうなったんだ? カメラ画像をだしてみろ」
ソナー手が、館外カメラを切り替えていくと、妙なものが映った。 赤い洞窟のようなモノだ。
「なんだこれは? 奴のどてっばらにめり込んだのか?」
「副長……これ、みた事あります」
ソナー手が妙な顔をして振り返った。
「ポルノ画像の……pussy close up……」
発令所に奇妙な沈黙が下りる。
”あふーん……”
B-346がブルブルと震えた。
「奴のpussyに……」
「インサートしたのか!?」
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