星から来たオッパイ

Part G (1)


 −−北極海 謎の『カプセル』−−

 潜水艦B-346に侵入したドローン女達が戻って来た。 人数が数人増えている。 彼女達は『クイーン』の前に集合し、膝まづいた。

 「戻ってきたな。 潜水艦はどうなった?」

 『クイーン』が問うと、1人のドローン女が顔を上げた。

 「ハッチから艦内に侵入し、数人を同化、吸収しました。 しかし、扉を閉じられて先に進めず、撤収しました」

 「扉を破ることはできなかったの?」

 「はい。 金属製の頑丈な扉で、我々には突破することが出来ません」

 『クイーン』が沈黙していると、『マザー』の声がした。

 ”『クイーン』。 お前を含め、全てのドローンをポッドに収納なさい。 私が行きます”

 『クイーン』を含めたすべてのドローン女は『カプセル』中央に移動した。 そこには、人間大の『おっぱい』が床や壁に並んで生えていた。 ドロンー女が

おっぱいの『乳首』に触れると、そこが大きく口を開けてドローン女を中に呑み込む。 こうしてドローン女達は全て『おっぱい』の中に収納されてしまった。

 ”全員収納しました”

 『おっぱい』の中から『クイーン』のくぐもった声がし、辺りは静かになった。


 ゴボリ……

 『カプセル』の周りから泡が立ち上った。 『カプセル』の外周、水平方向に黒い線が現れそこから泡が吹き出す。

 ゴボゴボゴボ……

 『カプセル』が貝のように口を開き、そこから白っぽいゲル状の物体が流れ出す。 それは海水に混ざりながら、ゆっくりと広がっていった……

 
 −−潜水艦B-346 甲板−−

 「副長! 海中から何か近づいてきます!」

 水兵が指さした方向、『カプセル』の辺りから泡立つ海面がこちらに迫ってくる。

 「艦内に戻れ!」

 副長が命令したが、大きな波に潜水艦が揺れ、甲板にいた全員が足を取られて転んでしまった。 命綱をつけていたので海中転落は免れたが、波を

かぶってずぶぬれになる。 それぞれが命綱を掴み、その場で態勢を立て直したときには、泡はすぐそこまで来ていた。

 ザバァ!

 海面を突き上げるようにし、巨大なものが艦首のすぐ前に浮かび上がった。

 「な……巨人!?」

 海中から巨大な女の顔が、そして乳房が現れた。 女の顔はB-346の横幅より一回り大きく、乳房のも同じぐらいあった。 女は潜水艦の艦首に近づき、

その甲板に乳房を乗せる。 巨大な乳房の半分以上が舷側にはみ出す。

 ズズッ

 「おわっ!」

 乳房の重みでで艦首が沈み、甲板が斜めになった。 艦首近くにいた水兵の一人が、乳房の方に滑っていく。

 「わあっ!」

 水兵は乳房の間、巨大な谷間に足から突っ込む。

 ズブリ……

 巨大な谷間に腹の辺りまでが呑み込まれた。 水兵は体を抜こうと、両手で乳房押す。

 ズブッ

 柔らかい乳房に手首辺りまでがめり込む。 と、乳房がブルブルッと震えた。 水兵は危険なものを感じ、身を固くする。

 ブル……ブシュゥ

 乳首から白い霧のような乳が吹き出し、辺りを真っ白に染め、濃厚な乳の匂いが辺りに満ちる。

 「うあ……あ……」

 乳の霧にを吸い込んだ水兵の体から力が抜ける。 巨大な乳房はブルブルと震え、水兵の体を谷間の中に呑み込んでしまった。

 「おい! しっかりしろ」

 副長が声を上げたが、水兵の返事はない。 彼は視線を上げ、乳房の上から彼らを見下ろす巨人女を睨みつけた。

 「き、貴様は一体なんだ!」

 ”私は『マザー』”

 巨人女の声があたりに響いた。 答えが返ってくるとは思わなかった副長は、一瞬戸惑う。

 「『マザー』?……おい『マザー』、私の部下を解放しろ」

 ”部下? この個体か?”

 『マザー』の口元に笑みが浮かぶ。 彼女が身を揺すると、乳房が大きく揺れた。

 『うぁぁ……』

 谷間の奥から水兵の声が聞こえた。 副長が彼を励ます。

 「大丈夫か!」

 『はぁぃ……すごく気持ちいいです……』

 副長は苦い表情になり、『マザー』を見上げる。

 「奴を、解放しろ!」

 ”解放するとも……ここで蕩けてしまったらな”

 「な、なに……」

 ”この個体が浴びた乳は、その体を快楽の極みの中で蕩かす魔乳……じき身も心もトロトロに蕩けてしまう……”

 そう言って『マザー』は再び乳を揺すった。

 『ひゃぁ……極楽だぁ……ああ……蕩ける……』

 聞こえてくる水兵の声は、愉悦の色に染まっていた。

 ”良い心地だろう。 快楽の中で蕩け、お前は私の一部になる……ほら……そろそろ……”

 『蕩ける……ドロケル……ドロ……』

 谷間から聞こえてくる水兵の声が、意味をなさなくなってきた。 『マザー』は下を向いて、口を開いた。 長い舌が伸び、自分の谷間滑り込む。

 ビチャリ……

 谷間から、舌が白いクリーム状のもの、水兵の成れの果てを掬い取る。

 『イイ……イイ……』

 ヒクヒクと蠢くクリームを、『マザー』ゆっくりと舐めとった。

 ”ふふ……”

 『マザー』は甲板の上にいる副長と水兵たちに視線を向け、チロリと舌で唇を舐めた。

 「た、退却! 艦内に戻れ!」

 はじかれた様に副長が叫び、他の水兵のあたふたと命綱を手繰る。 しかし、傾いた潜水艦の甲板では、思うように動くことが出来ない。

 ”こちらにおいで……”

 ブシュウウ……

 『マザー』の乳首から噴き出した乳の霧が、甲板上を白く染めた。

 「す、吸うな……うぁ……」

 「か、体が……」

 副長と水兵たちは、ふわりとした温もりに包まれるのを感じた。

 「あ、あ……」

 現実感が乏しくなり、目を開けたまま夢を見ているような不思議な気分になる。

 ”こっちを見て……”

 声に呼ばれるままに、水兵の一人が振り返る。 甲板の上で巨大な乳房が、薄紅色の乳首が、彼を招いている。

 ”おいで……”

 「はい……」

 ぼんやりとした口調で答えた水兵は、甲板を滑るように下り、乳首の辺りにしがみついた。

 「ふぁぁ……」

 柔らかい乳房に腕と足が沈み、腹の辺りを乳首が押し上げている。 水兵は、防寒装備の作業着をまくり上げた。 むき出しになった腹に、ザラッとした

肌が吸い付き、フニフニと撫でている。

 「ひゃぁ……」

 敏感になった肌が、乳首の感触を快感に変える。 水兵は陶然として乳首の愛撫を受ける。

 ”服をお脱ぎ……そして中に……オイデ……”

 『マザー』の言葉が、頭の中で絶対の命令になる。 水兵は言われるままに服を脱ぎ捨てた。 肌を極寒の空気が刺した、と思ったら暖かいモノが彼を

包み込む。

 「あ、暖かい……」

 乳首から、暖かい乳が吹き出して彼を包み込んだのだ。 そして、乳首が吸盤のように彼の腰に吸い付いた。

 「あ……ああ……」

 乳首が彼を誘う。 水兵は身を震わせ、乳首の中に腰を突き入れる。 柔らかく深い温もりの中に、彼の腰が沈み込む。

 ”奥に……モットオクニ……”

 その中は優しい温もりで満たされていた。 モノが、腰が、尻が、足が……温もりの中へと呑み込まれていく。

 「あ、暖かい……ひゃ……」

 温もりの中に滑る感覚が加わる。 腰から下が、滑った温もりに包まれ、舐めまわされているようだ。

 「ひゃぁ……」

 ”ホーラ……気持ちいいでしょう……サァ……オイデ……ソシテ……トロケテシマイナサイ……”

 『マザー』に誘われるまま、水兵は魔性の乳首に体を沈めていく。

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