乳の方程式
Part27 スイート・ドリーム
はぁ…はぁ…
ディックは喘ぎ声が、バイオセル2の空気に紛れて消えていく。
その下半身にリタが跨り、豊かな尻の下でディックの腰が上下左右に揺れ動いている。
そして彼の上半身は顔だけを出して、リタの巨大な乳房の谷間に埋まり、滑る乳ともクリームともつかぬもので愛撫されていた。
グチャリ、グチャグチャ…
その様は、巨大な陽物が乳で慰められているかのように見えた。
「はぁ…ぅぅ…」
「ウフフ…気持ちイイ?」
「たまらん…おぅぅ…」
全身を震わせ、ディックが絶頂に身を振るわせる。
リタの内側がぎゅっと引き絞られ、ディックのものを絞り上げる。
ヒクヒクヒク…
断末魔の芋虫の様にイチモツが暴れ、熱い快楽の証をリタに、そしてその中にいるジャムに捧げた。
うっ…
”うふふ…よかったでしょう…” ジャムの音の無い声が響く。
「ああ…ああ…」
こくこくと頷くディック。
リタの乳に包み込まれ、ジャム達に愛撫されるのは堪らなく心地よい。
”ねえ、ボク達は君達をいじめたりしないんだよ…”
「そうかな?…」 頷き返しながら、ディックの心に僅かな疑念が沸く。 (でも、リタ達は無理やりに…)
フ… リタが口元に笑みを浮かべ、ディックの唇を奪う。
うっ… ネットリトした深い口付けに意識が奪われる。 そして…
”余計なことを考えたのは…この辺かな…”
「あ…」 思考が止まった頭の中を、ネットリトした不自然な『快感』が這い回る。
グッグッ… 喉を鳴らしてディックは軽くいった。
ククッ…
含み笑いをいながらリタが唇を離す。
唾液の糸が切れる頃にディックの目に焦点が戻ってくる。
「そうだな…」 頷き返すディックの心からは、さっき感じた疑念が綺麗に拭い取られていた。
”そうだよ…ウフフフ…” ディックの中のジャムが笑う。
「ソウヨ…この子達は、私たちをとっても大事に思ってくれているの…コンナ風に」
ディック彼の男根に甘い疼き走った。
リタの中のディックのモノを、ジャムが愛撫したらしい。
深い快感に意識が引きずり込まれ、また思考が停止する。
「ああ…」 陶然とした声を上げるディックにジャムが囁く。
”君は僕たちのトモダチ…トモダチ…”
「トモダチ…トモダチ…」 ディックの目が空ろになっていく。
”折角手間隙かけて堕としたのに、やりすぎると壊れちゃうよ”
「この人は体を使う方よ。だから、少々壊れても大丈夫よ」 リタが恐ろしい事を言った。
”なーんだ、頭を壊しちゃ駄目なのは誰なの”
「副長と船長…それにオットー…」 リタが応える。
その副長はバイオセル1で壁に追い詰められていた。
「や、やめろ」
副長は既に裸に剥かれ、マドゥーラに押さえ込まれていた。
「ねぇ副長、怖がらないで」 マドゥーラの絡みつくような口調が恐怖を倍増させる。
マドゥーラは豊満な肉体を寄せて、足を彼の股間に擦り付ける。
「マドゥーラ!君達はジャムに操られているんだ!正気に戻ってくれ」
副長の悲痛な叫びに、赤い瞳のマドゥーラはぞっとするような微笑で応える。
「ウフ…」
マドゥーラは胸を強く擦り付け、固くなった乳首がチャンの胸に激しく擦りつけられた。
アッ… ビュクビュクビュク…
乳首から白い乳が迸り、二人の胸を濡らし、思わず顔を背けるチャン。
「フフフ…」
マドゥーラは胸もとに手をやって乳を持ち上げ、乳首を口に含んだ。
チュウチュウ… 音を立てて自分の乳を吸い、顔を上げてチャンに唇を重ねてくる。
意図は明白、口移しで乳を飲ませようというのだ。
チャンは歯を食いしばり、顔を左右に振ってマドゥーラを避けようとする。
しかし、マドゥーラは一瞬の隙をついて、チャンの唇を奪った。
「!」
柔らかい舌がチャンの口に滑り込み、不思議な味の乳がチャンの口に流し込まれる。
(あーっ!…あ…)
意識がミルク色に染まった…
…?
はっとするチャン。 目の前にマドゥーラの顔。 意識を失ったのは一瞬だったらしい。
「うわっ!?」
「クフフフ…おいしかったでしょう」
「な…なにを飲ませた!?何をする気だ!」
「貴方を私たちと同じにするのよ」
「え?」
「ジャムと共生できるのは女だけだから」
「!…ぐっ!?」
チャンの下半身が疼いた。
彼の男根が固く張り詰めている。 同時に下腹部に粘るような違和感を感じた。
「ほら…感じるでしょう」
言いながらマドゥーラはチャンを抱きしめながら、ゆっくりとと下に移動する。
「やめ…うぐぅ…」
乳でチャンの男根を包み込み、谷間から飛び出した亀頭を咥えるマドゥーラ。
ビチャビチャ…
「う?…ぅぅぅぅ?」
甘く暖かな心地よさが体にユックリと満ちていく。
”気持ちいいでしょう…浸っていればいいのよ…”
「はぁぁ…」
暖かく深い水に沈むように、チャンの意識がその奇妙な快感に沈んでいく。
”さぁ…楽しみましょう…”
「あ…は…」
【<<】【>>】