乳の方程式

Part18 ブレーン・ウオッシュ(?)


リタは膨れ上がった乳の間にジョンを包み込んだまま、ゆっくりと腰をグラインドさせる。

グチュ…グチュ…

リタの中が粘っこく蠢き、ヌルヌルしたものが未練がましくジョンの男根を嬲っている。

「ふん…ここんところご無沙汰だったし、有り難いぐらいだ…ぬ?」

急に亀頭の感覚が変わった。 

リタの胎内の温かみが薄らぎ、奇妙な冷たさを感じる。

「…」 思わずリタを見るが、彼女は何も言わず、ただあの笑みを浮かべているだけだ。

ヌ…ヌ… 

リタが体を揺するのに合わせて、濡れた肉の擦れ合う響きが生まれ、ジョンの体の中でこだまする。

(なんだか…あれが変だ…)

ジョンは男根が次第に冷たくなっていく様に感じた。

亀頭が、陰茎が…そして陰嚢の当たりが…重く、冷たい感じになって…

ヒクッ… 股間が引きつったように動いた。

「うっく…」 重い痺れを感じ、思わず呻くジョン。

制御できない冷たい痺れ。 重くるしく、そして甘く粘っこいものが股間の中に詰まっていくようだ。

「う…」

じわり…じわり…

リタが腰を揺する都度、その奇妙な感覚はジョンの中に染み込んで来る。

「ふ…う…」 いつの間にか、ジョンは自分から体を揺すっていた。

リタの肉とジャムの粘体の感触を、男根全体で味わい、乳房の柔らかさを全身で堪能する。

ヒクリ…ヒクリ…

不自然に震えるジョンの体。

あの冷たく粘っこい感触は腰に広がり、背筋をゆっくりと上ってくる。

ゾワリ…ゾワリ…

えもいわれぬ心地よさに、体が硬直する。

「う…あ…」

呻くジョンの全身を、リタはやさしく擦りあげる。 

テラテラと濡れて光る乳房の間で、ジョンの全身はそれ自体が性器となった。

「か…か…」

粘っこく冷たい快感が首から下を満たし、それがゆっくりと頭に満ちてきた。

「あ…はぁ…」

魂が溶けて流れていくような不自然な…それでいてひどく安らぐ快感にジョンは浸る。

頭の中でネットリした心地よさが動き回り、不安も疑問も…全てが溶けていくようだ。

固まってしまったジョンを眺めながら、リタは満足げに笑い、その体を揉み解し続ける。


「う…ぐぅ…くぁ…」

小さく震え、ジョンの目に意思の光が戻ってきた。

イチモツがヒクヒク震えながら、粘る精を吐き出しているのが判る。 またいかされてしまったらしい。

「ぐぅ…や…やるな…しかしみてみろ!おれはまだ堕ちてねぇぞ!」

強がるジョンの前で、リタの耳から這い出してきたジャムが、乳房の上で小さな人型になってみせる。

「ふん…今度は何を…」

「好き」 ジャムが言った。

途端、ジョンの心臓が跳ね上がる。

「な…」

「大好き」

頭の中でジャムの言葉が激しく鳴り響き…そして突き上げてくる、激しい喜びが。 

「あ…く…」

混乱で口が回らなくなるジョン。 そこにジャムが追い討ちをかける。

「ね、ボク達の事…嫌い?」

襲ってくる激しい衝動、否定の答えが口をついて出そうになる。

一方、ジョンの頭の片隅で、何かが『答えるな』と叫んでいる。 しかしその声はあまりに弱かった。

「き…嫌いなわけがない…好きだ…大好きだ…」

ジョンの表情が変わり始めた、邪悪な笑みの影がジョンの表情に深く染み込んで行く

「そう…じゃう君もトモダチだ」 ジャムの言葉に、ジョンは心からの喜びを覚えた。

「トモダチ…」「新しいトモダチ…」

辺りの壁にへばり付いている『ティッツマッシュルーム』からジャム達が姿を現し、ジョンとリタににじり寄って行く…


「はぁ…はぅ…」 喘ぐジョン。

ジャム達はジョンと乳の谷間の間に入り込み、ジョンの全身に絡みついてジョンを、新しいトモダチを『歓迎』している。

”くふふ…”

「おお?俺の中にもいるのか…はは…」にこやかに笑うジョン。

”そうだよ…大事なところから染みこんで…頭の中まで…うふふ…”

「そうかあ…あはは…しかし痛みどころか違和感もなかったがなぁ…ははは」

今のジョンにとってジャムの囁きは天使の声、それが頭の中で響くと心の底から喜ばしい気分になる。

”大事なトモダチを傷つけたりするもんか…むしろ気持ちよかったはずだよ”

「なに?…そうかぁ…あの粘っこい気色いいのがお前だったのかぁ…おぅぅぅ…」

全身をヌトヌト這い回るジャムの感触は、蕩けるような心地よさだった。

”くふふ…堪んないでしょ…君達がどうすれば感じるか、マドゥーラやリタの知識で勉強して…パパガマヨで実験したんだから”

「はぁ…はぁ…うっく…頭がぼーっとして…堪らない…」

ジョンは逆らう事無くジャムの快楽を受け入れ、ジャムに従順になり、思考力を失っていく…

彼の頭の中では赤い悪魔が蠢き、その魂を貪り食っていた。

”君はもうボク達のトモダチ…僕たちが大好きだ…ボク達には逆らえない…”

「ああ…おれは君たちのトモダチ…君達の人形…」 

陶然とした顔で答えるジョン。

”ふふ…準備ができたらジョンも作り変えてあげる…もっと素敵なトモダチに…もっと楽しめるように…そして体が長持ちするように…”

ジョンとリタの傍で、一つのティッツマッシュルームが大きく膨らみ始めていた。

”ジョン…大切な僕らのトモダチ…もう離さない”

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