乳の方程式

Part15 ビッグ・マム


あ…あ…

ため息を漏らしながら、ルウは体を『ティッツ・マッシュルーム』に擦り付ける。

絹のような肌触りのそれは、ルウのみずみずしい少年の肌に吸い付き、名残惜しげに離れていく。

潤んだ瞳は焦点を失い、その視線は夢幻の世界をさ迷う。

「大きな…おっぱい…」 ルウが呟く。

”おっぱい…好き?”

「…うん…好き…」 

”…正直ね…じゃあ…これは?…”

辺りが暗くなった、現実感が失せて行く。

「…」 

不安を感じ、身を固くするルウ。

『怖い?』 頭の上から声がし、思わず其方を見るルウ。

「わ…」

そこには大きな女性の顔があった。

ルウは自分が、その女性の豊満な胸にすがり付いているのに気が付く。

さっきまで自分はバイオセル3の中に居たはずだった。

今は何処とも知れない暗い空間を、大きな女性と一緒に漂っている。

「不思議…」 呟くルウ。 しかし恐れは感じない。

さわ… 

背中に触るものがあった。 

振り向けば女性のもう一つの乳房、ルウはその間に挟まっている。

二つの乳房がルウをゆっくりと捕まえる。

あ…

褐色の乳房は呆れるほどの柔らかさでルウを押し包んでいく。

脇の下、足の間、指の間にすら、形を変えた乳房が流れ込んでくるよう…


ふわり…

乳房が、ルウを包み込んだまま動き出した。

ふわ…ふわ…

極上のクリームが、肌を舐めていく感触。 

さらさらした感触が、胸を、乳首を、そして大事なところを優しく、そして絶え間なく舐める。

あ…あん…

細い声で鳴いてよがるルウ。 

体の芯から揉み解され、甘く蕩けていく。 

同時にルウの中の男の部分が目覚め、彼にとっては意味不明の衝動が、大事なところを固くさせる。

ピタ…

頬を弾力のあるものが叩いた。

両手で持ちきれないほどに大きな乳首が、目の前にそそり立っている。

はふ…

思わずそれを咥え、甘噛みした。

『は…あん…』

女が悶え、乳房が揺れる、ルウを捕まえたまま。

あぁ…

ルウは子犬の様に乳首を噛み、舐める。

女が、そして乳首が震える…ブルブルと。

『あ…ぁぁ…』

ビクン…ビクビク…

震えながら乳首がルウを向き、僅かに開いた。 

「なに?…」 

開いた乳首の奥、そこから甘い香りが流れ出して来る。

ルウは吸い寄せられるように乳首に顔を宛がい、奥を舐める。

「甘い…わ…」

ジュルジュルと音を立てて、乳首がルウの顔に吸い付いてきた。

しかし強い力ではなく、ルウが頭を引くと簡単に抜けた。

「ふわ…」

ルウの目の前で、乳首が口を開いたまま名残惜しそうに震えている。

”誘っているのよ”

「え…そうなの?…でも誘うって?」 首を傾げるルウ。

と、乳房がその谷間からルウを解放した。 ふわとりと宙に浮くルウ。

”判るでしょう…なかはヌルヌルしているの…”

「ヌルヌルなの…」 ぼんやりと呟くルウ。

乳首と女の顔、そして自分を見比べた。


「…」

足を伸ばし、つま先で乳首に触れる。

はむ…

乳首がルウの足先を咥えた。 そして、ふにふに動きながらルウを足から呑み込み始めた。

「あは…」

ルウは慌てる様子もなく、もう片方の足で乳首を突く。

当然の様に其方も乳首に咥えられ、両足を揃えた格好で乳首に呑み込まれていくルウ。

「ほんと…ヌルヌルしてる…」

ふくらはぎをヌラヌラしたものが上ってくる様だ。

膝、太もも…そして股間までが呑み込まれ、乳首の端が小さいまま固くなったルウ自身に触れる。

「あん…」

あの妙な心地よさを感じた、思わず腰を擦り付ける。

ズニュ… ズニュ…

乳首の内側がルウの股間に擦り寄り、ヌルヌルをベットリと塗りつける。

すると、たまらない心地よさが股間に満ちて来る。

「あん…ああ…」

感じるままに腰を動かすルウ。 

その動きで、少年の体は次第に乳首に呑み込まれていく。

「いいの…このヌルヌルが…やん、胸が…胸がいい…」

”ルウ…いいでしょ…気持ちいいでしょ…”

「いい…気持ちいい…あん…ああ…あふ…」

甘い声を最後に、ルウの頭が乳首の中に消え、後にはルウを丸ごと呑み込んだ『ティッツ・マッシュルーム』のみが残っていた。


「はぁ…はぁ…」

ビチャビチャ… 

粘る音を立ててルウが悶える。

『ティッツ・マッシュルーム』の中はネットリと濡れ、それが優しく少年の体に巻きついて、ひそやかな愛撫を続けている。

「あそこが…溶けちゃいそう…」 ルウがうっとりと呟く。

”うふふ…じきにそうなるわ…”

「え…溶けるの…やだ…」 ルウが僅かに眉を寄せる。 しかし…

”…ふふに…すぐ…気が変わるわ…”

ジュルジュルと音を立てて、ルウが揉み解される。

「あぁぁぁぁ…」

こみ上げてくる快感…それが放たれることなく全身に広がる。

甘い疼きがが突き上げ、頭の中を不自然な快感で満たした。

「…いい…気持ち…」 ルウの心が快楽で満たされ、思考が止まる。

”ルウ…貴方は私達のお友達になるの…”

「はい…ルウはトモダチ…」

”じゃあ…もっと気持ちよくなろう…”

ルウの手が自分の股間に伸び、固くなっていた『男の子』をまさぐりだした。

「あ…ああ…」

手の中でルウのモノが形を変えていく。

それにつれ、ルウは下腹に熱い疼きが生まれて行くのを感じながら、何の疑問も持たずに身を委ねる。

「いい…いい…気持ちいい…」

”…ルウ…もっとよくしてあげる…素敵な体に…素直な心に…変えてあげる…ふふ…ふふ…うふふふふふふ”

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