乳の方程式

Part13 マドゥーラ・レッスン


ジー…

微かな音を立てて気密ジッパが開いていき、少年の上半身がはだけられ、ルウの頬に赤みが差する。

続いてマドゥーラが自分のツナギの前を開いていく。

音もなくこぼれ落ちる白い果実が、ルウの視線を吸い寄せる。

「きれい…」 

ルウの素直な言葉にマドゥーラが笑った。


「ルウ…」

ルウの首にマドゥーラの手が巻きつき、うなじの後ろで閉じる。

軽く手が引かれ、ルウの体は羽の様に舞って白い谷間に引き寄せられた。

わ…

ルウは思わず目を閉じた。

ヒヤリとした感触が顔を包み込み、続いて優しい香りが鼻孔をくすぐる。

す…

ルウは深く息を吸い、マドゥーラの香りを肺の奥まで迎え入れる。

あん…

胸の奥底がざわめき、同時にとても安らかな気分になる。

彼のハートはどちらを取ろうか、贅沢な悩みに揺れる。

ルウの両手がマドゥーラの腰に回り、少年の体は熟した女体に寄り添ったまま宙を漂う。

マドゥーラの大きな乳房が、少年の頭を包み込んだままふわふわと蠢く。

しっとりとした肌が敏感な耳を摩る感触が心地よい。


(…?)

ルウは途惑う。 マドゥーラが足を絡めてきたのだ。

彼女の太ももがルウの足の間を圧迫し、細かく上下する。

(…)

変なところがむずかゆくなり、抗議しようかと思った、しかし…

ふわ…ふわり…

乳房に包まれている頭がとっても心地よく、そこから出たるのが惜しかった。

迷っている内に足の間のアレが固くなってきて、マドゥーラの足の振動がはっきり感じられる様に成ってきた。

(…変なの…)

足の間が変になっているのに、やめて欲しくないような気もする。

ピクン…

股間の物が勝手に動き、ルウはびっくりして、思わずマドゥーラの腰にまわした手に力が入った。

「ふふ…」

マドゥーラがルウを抱いていた手を緩めた。

微かに上気した少年の顔が、白い谷間から解放された。

ルウはなんだか残念そうだ。


「ルウ…もっと触って欲しいの?」

「そ!そんなことないよ!そんなとこ…」

「ルウ…正直が得だと言ったでしょう?」

マドゥーラはそう言ってルウのツナギに手を滑り込ませた。

「!」  思わずマドゥーラの手を掴むルウ。

「ふ…」 マドゥーラは含み笑いをし、ルウの大事なところに手の平を押し当てたままじっとしている。

「…」 ルウの手から力が抜けてきて、だんだん恥ずかしげな顔になってきた。

「触って欲しい?」

ルウは少し間を置いて、コクンと頷いた。

「いい子ね…」

マドゥーラの手が少年の小さな男を優しく撫で始めた。 ゆっくり、じっくり…

ん… ん…

奇妙な感覚だった。 大事なところがくすぐったい。 でもやめて欲しくない。

どこかに何かが詰まっていく。 足の間が変になっていく。

や… やぁ…

身を捩るルウの顔が、可愛らしく上気する。

「ルウ…」

マドゥーラが胸を寄せてきた。

「吸って…」

赤い乳首が口元に寄せられてきた。

トロンとした目つきで、ルウは乳首の唇を宛がう。

微かに皺のよった突起が、少年の唇の上を右から左に滑った。

「はぅ…」 マドゥーラが甘い声を上げる。

(あ…マドゥーラさん…喜んでる…)

ごく自然に、ルウは乳首を咥え…吸う…

チュルル… ネットリとした物が流れ込んで来て…舌に触れた…

(!)

甘い…そう感じた途端意識が白くなった。

思考が止まり、口の中に流れ込んでくる粘っこい液体の味と、マドゥーラの手の感触だけがルウの全てになる。

股間を弄る女の手、だんだん変になっていくアレ、どうにもできない変な感じ。

(やん…なに…変)

”いやなの?”

(誰…)

”いやなの?…”

(いやじゃないけど…)

”…やめて欲しいの?”

(…やめて欲しくない…)

”…もっとして欲しいの?”

欲しい… して… もっと…してぇ…

ルウの口から甘い呟きが漏れた。


マドゥーラの顔から表情が消え、淫靡な影が現れる。

「ルウ?」

「マドゥー…ねえ…やめないで…もっとして…」

切なげな表情で訴えるルウをマドゥーラは胸に抱いた。

「されたいの?」

「はぁい…なんだか変…なにか…変になりそう…」

「なっていいのよ…フフ…可愛イ子…一緒ニオイデ…友達ニナリマショウ…」

「友達?…」 マドゥーラの声にルウは違和感を覚えた。

”そう、友達になるの…”

今度ははっきりと、頭の中で声がした。 年下の少女の声が。

「誰!?」

”誰でも良いじゃない…ね…ルウ…行きましょう…”

「誰でも…うん…行こう…」

少女の声はルウの心に心地よく響き、なぜかその声には逆らえない

「ふふ…ルウ」 マドゥーラは再びルウを胸に抱く。「…行きましょう」

「はい…」

マドゥーラはルウを抱きしめ、バイオセル3に向かう。

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