第二十話 新しいママ

4.『ママ』のおっぱい


 『新しいママ』のおっぱいは、とても柔らかく、マシュマロのような感触だった。 『新しいママ』の肌の色が薄茶色なので、チョコ味のマシュマロだと思う。

 「さぁ、ママのおっぱいを吸って……」

 「え? 『ボク』は赤ちゃんじゃないよぉ」

 『ボク』は口を尖らせて文句を言った。 でも、本当はおっぱいを吸ってみくなっていたのだけど。  

 「そう『ボク』は赤ちゃんじゃないわね。 でもね、大人の男でもおっぱいを吸いたくなる人はいっぱいいるのよ? そしてね、夜になるとこっそりと女の人の

ところに吸いにくる人もいるの」  

 『ボク』はめをぱちくりさせた。

 「うそ……」

 「ほんとうよ。 そしてね、女の人は本当に好きな人に、おっぱいを吸ってもらいたくなるの」

 『ボク』は『新しいママ』の顔を見直した。 『新しいママ』は不思議な笑みを浮かべて『ボク』を見ている。

 「ママは、『ボク』におっぱいを吸ってほしいの……」

 「うん……」

 『ボク』は、チョコレートの様な『新しいママ』のおっぱいをそっと咥えた。


 チュウ、チュウ、チュウ……

 『ボク』は、つばを飲み込むように『新しいママ』の乳首を吸った。 口の中で『新しいママ』の乳首が震えている。

 「ねぇ、『ボク』。 やさしく、舐めたり、吸ったりして……」

 『新しいママ』がそう言ったので、『ボク』は吸うのをやめ、ペロペロと乳首を舐めてみた。 舌先に乳首のザラザラを感じる。

 「あふん……そう、そうよ……」

 『新しいママ』が『ボク』の下で体をくねらせた。 柔らかいお腹が、『ボク』のお腹に吸い付くみたいだ。

 「もっと……舐めて……吸って……」

 「うん……」

 『ボク』は『新しいママ』の乳首の周りをくるりと舐め、乳首を口に含み、強弱をつけて乳首を吸う。 『新しいママ』が喘ぎ、『ボク』の頭を胸に抱く。

 「ふわぁ……」

 凄く柔らかい『新しいママ』のおっぱいにボクの頭が埋まり、いい匂いに頭がクラクラする。

 チュウチュウ……ペロペロ……

 『新しいママ』の声を頼りに、『ボク』はおっぱいを舐めて吸う。 『新しいママ』が喜こぶと、『ボク』もうれしくなる。

 チュウチュウチュウ……

 「ああっ……あああっ……」

 『新しいママ』の声がだんだん大きくなり、それにつれて『ボク』を抱きしめる力も強くなる。

 「ああっ……」

 ひときわ高い声を上げ、『新しいママ』が身を震わせた。 すると……

 チュルル……

 「んー!?」

 『ボク』の口の中に甘ったるい味が広がった。 『新しいママ』のおっぱいから出た、お乳の味だった。


 「ああ……『ボク』はとっても上手だったわ……」

 「うん……」

 『新しいママ』の言葉に頷きながら、『ボク』は変な気分だった。 頭がボーっとして、それでいて体がひどくくすぐったい。 風邪をひいた時に似ているけど、

気分はわるくない。

 「んふ……どうしたの? 『ボク』」

 そう言いながら『新しいママ』が背中を撫でてくれた。 冷やっこい手がくすぐったい。

 「ひゃう」

 思わず声が漏れ、体が震える。

 「あら、ごめんなさい。 ママのおっぱいを始めて口にしたんだものね……体がくすぐったいんでしょう」

 「うん」

 『ボク』は頷いた。 なんだか、夢を見ているようだ。

 「じゃあ、やさしくしてあげるわ」

 そう言うと、『新しいママ』は手で『ボク』の背中をそーっと撫でてくれた。 さっきより軽く、羽が触れるみたいに。

 「あ……」

 優しい手の感触に声が漏れる。 『新しいママ』の手の感触が、いつまでも背中に残っているみたいだ。 

 「今度はどう?」

 「うん、すごくいい……」

 『ボク』はうっとりとして答える。

 「そう。よかった……じゃぁママのおっぱいもよくして。 もっとお乳をあげるわ」

 「はい、ママ……」

 『ボク』は再び『新しいママ』の乳首を咥え、慎重に舐めて吸う。 『新しいママ』の喘ぎ声を確かめ、気持ちよくなる様に優しく吸ってあげる。

 「んふ……いいわ……」

 『新しいママ』の乳首がヒクヒクと蠢き、先の方から甘いお乳が出てくるのが判った。 『ボク』はそれを舌で舐めていく。

 ペロペロ……

 ジワ……

 「はぁ……」

 思わず声が漏れる。 『新しいママ』のお乳は口の中に染み込んみ、そこから体に甘い疼きとなって広がっていくみたいだった。

 「可愛いわ『ボク』。 ママのおっぱいはおいしい?」

 「うん……おいしい……」

 『ボク』はうっとりとして答えた。 お乳を口にするたびに、体に広がる甘い疼きは濃くなっていく。 たまらない心地よさだった。

 「そうでしょぅ? ママのお乳は『ボク』の体に染み込んで、とっても気持ちよくしてくれるのよ」

 「うん……とってもいい気持ち……」

 「さぁ……もっとママのおっぱいをおあがりなさい……」

 「はい……ママ……」

 『ボク』は『新しいママ』のおっぱいに顔を埋め、『新しいママ』に勧められるままにおっぱいを吸う。

 「ああ……いいわ……ママ……感じちゃう……」

 チュル、チュル、チュル……

 『新しいママ』が感じる都度、そのおっぱいからお乳がしみ出してくる。 そしてそれを口にする度に、『ボク』の体に甘い疼きが染み込み、体の芯が甘く

痺れていく。

 ズクン……ズクンズクンズクン……

 『ボク』は体の中から何かがこみあげてくるのを感じた。 甘ったるい痺れが、溢れようとしている。

 「ママ……なんか変……」

 「んふ……たっぷりとお乳を吸ったからね……大丈夫よ……体を楽にして、身を任せなさい……」

 「はい……ママ……」

 『ボク』は、『新しいママ』に言われた通り、こみあげてくるものに身を任せる。 甘い痺れがうねりとなって溢れ出し、『ボク』の中で気持ちのいい大波へと

変わる。

 「あ……あああっ……」

 思わず声が漏れ、おちんちんがヒクヒクと蠢く。 大事なところが熱く、蕩けていくみたいだ。

 「気持ちいい……ああ。 すごくいいよ、ママ」

 身もだえする『ボク』を『新しいママ』は優しく抱きしめ、腕と、そしておおきな羽でやさしく撫でてくれた。

 「ふふ……いい気持ちでしょう……もっと、もっとよがりなさい……たっぷりとよがって、ママのものになるのよ」

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