パイパイパー

3.女神と少年(2)


 ルウは巨大パイパイパーの乳房の上にいた。 彼の目の前には、巨大パイパイパーの乳の谷間にできた三角の泉があり、

暖かい乳が湛えられている。 そこに、幼子の姿のもう一人のパイパイパーが身を沈め、不思議な微笑をルウに向けている。

 「ふふっ、それじ始めよっか。 にやはっ♪」

 幼パイパイパーは勢いよく乳の泉から飛出すと、ルウの前に着地した。 白い足が、くるぶしまで沈み込む。

 「パイパイパー様、乱暴にするとパイパイパー様が痛がります……あれ?」

 『大丈夫、どちらも私』

 巨大パイパイパーと幼バイパイパーが声を揃えて応え、ルウは首を傾げる。

 「すぐ理解できるようになるわ、貴方も」

 幼パイパイパーは、そう言うと両足を開き気味にして座りこんだ。 ルウより頭半分背が低い。

 「さぁ……」

 幼バイパイパーは両腕を開き、胸を晒す。 体つきに似合わぬ膨らみがある胸だが、乳首は小さく可愛らしい。 じっと見て

いると、吸い込まれるような妙な気分になる。

 「……」

 ルウは無言で体をかがめ、幼パイパイパーの乳首に唇を触れさせる。 ピクリと小さい肩が震え、さざ波のように胸が揺れる。

 「パイパイパー様?」

 ルウは、問いかける様に幼パイパイパーを見上げる。 彼女はやや潤んだ目でルウを見返し、小さく頷いた。 ルウは深呼吸を

すると、幼パイパイパーの乳首付近に口を合わせ、そっと吸う。

 『は……』

 巨大パイパイパーと幼パイパイパーが声を揃えて喘ぎ、ルウの下で巨大パイパイパーの胸が震えた。 確かに二人は同じらしい。

 「続けます」

 律儀に言うと、ルウは幼パイパイパーの胸を強弱を付けて吸った。 白く柔らかい乳房が、彼の唇に吸い付いて彼を誘う。

 チュウ、チュウ、チュ……

 ルウの息に合わせて幼パイパイパーはヒクリ、ヒクリと体を震わせる。 小さな手がルウの手を取り、空いている乳房に導く。

 「……」

 ルウの手の下で、幼パイパイパーの乳房が息をひそめている。 ルウの指が白い丘を這って宝玉を探し当て、そこでゆっくりと

円を描いた。

 『ハッ……』

 一声漏らし、巨大パイパイパーがのけ反り、ルウと幼パイパイパーは、彼女の乳房の上で上下に揺すぶられ、極上のクッションの

上で弾まされる。

 「続けて……」

 幼パイパイパーがしっとりと濡れた声で誘う。 幼子の声に、妖しい響きが上塗りされ、抗いがたいものがある。

 「は、はい……あぅ」

 応えた瞬間、ルウは体の中に甘い疼きを感じた。 体の芯を貫く疼きは、鼓動と共に次第に大きくなって行く。

 「ふぁ……あぅーん……」

 子犬のように甘い声を上げ、ルウは首を振る。 蕩けそうな甘美な感覚に、魂が溶けて行きそうだ。

 『ルウ?……駄目よ』

 二人のパイパイパーが彼を叱る。 二人の声に、ルウは意識を無理やり引き戻す。

 「あ……はい。 ごめんなさい」

 汗びっしょりになりながらルウは謝った。

 「ふふ……でもちゃんと、戻ってこれるのね。 見なさい」

 幼パイパイパーは、指で下の方を指差す。 巨大パイパイパーの乳房の上から下を見ると、白い体に変わっていた何人かの女

たちが、甘い声を上げて地面の上でよがっている。

 ヒ、ヒ……ヒィ……

 イイ……アーン……

 ヒクヒク体を震わせる女達は、ある者は尻から尻尾をはやし、あるものは角を生やし始めている。

 「わぁ」

 ルウは驚きの声を上げる。 が、その声に恐怖の色はない。 彼の心は、既にパイパイパーのものになっているのだ。

 「くふっ。 神のよがり声を聞いちゃったんだもの。 たまんないわよね。 ルウ、気持ちよくなってもいいけど、貴方は、ああなっちゃ

駄目よ」

 「はい……」

 ルウは応えると、再び幼パイパイパーの乳房に口づけする。 すぐに幼パイパイパーは甘い声でよがり始めた。


 はぁっ、はあっ……はあっ!

 一声大きく鳴いて、幼パイパイパーはいき、同時にルウもプルンと震える。

 「はあっ……」

 ルウは下を向いて、息を整える。 そのルウの頤に手をかけ、幼パイパイパーは顔を上げさせる。

 「ご苦労様」

 「はぁ……パイパイパー様。 少し大きくなりましたか?」

 ルウの言うとおり、ルウより幼かった幼パイパイパーは少し成長し、大人びた少女ぐらいになっている。 今度はルウの方が

年下に見える。

 「ええ、フフ」

 少女パイパイパーは、すっくと立ち上がるり、ルウの股間につま先をあてた。

 「あっ」

 ルウの股間で、彼自身が熱く息づいている。 しかし、まだ男を迎えていないそれは、赤子のようにむずかるだけで、先に進もう

としない。

 「よく頑張ったわね、今度は私があなたを……」

 少女パイパイパーは、ルウを座りなおさせ、足を絡めるようにして腰をすり合わせた。

 「……」

 ルウは、彼自身でパイパイパーの神秘を感じる。 それはヒヤリとし、しっとりと濡れていた。

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