月光蝶

10:蝶の夢:戯れ


ボクは広場にいた…
羽を揺らしてとことこ歩く、姉さまたちだ…
”ルウおいで…”
”かわいがってあげる…うふふ…”
からかうような口調で呼ぶ姉様たち…
誘われるままに姉様たちの中に混じる…お姉さまたちはとても綺麗…
舌を伸ばして挨拶してくる…ボクも舌を絡ませ挨拶を返す…
姉さまの1人が足を開いてボクを誘う。
ボクは姉さまと腰を合わせ、吸精器官を密着させる。
互いの触手が交わる、蜜を交換する。
”姉さま…甘い…すごくいい”
”あなたのもおいしい…ルウ…”
他の姉さまたちもやってきた…舌であちこち舐めてくれる…
胸…乳首…羽の付け根…弱いところを全部知られている…
くすぐったい…熱くなってくる…
幸せ…とっても幸せな夢…
夢?…これって夢なの…
だって僕は人間なのだから…夢なんだ…
さめないで…お願い…もっと…このままで…
いっそ…………

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