VS
18.Round 4−1:エミ VS 美囲次郎
「さてどちらから…あら?」エミはミスティの左頬に目が行く。「タトゥーの色が変わっていない?」
「よく気がつきました!」えっへんと(ない)胸をはるミスティ。
「このタトゥーこそミスティちゃんの秘密の一つ!ブルータトゥーは『知力』の証〜♪」妙な節回しで言うミスティ。
「『『知力』の証?」思いっきり怪訝な顔をするエミ。「というと?」
「このタトゥーがブルーに変わっている間、ミスティちゃんは普段の2倍の知力がだせるのだ!さらに!」そう言うと
どこから出したのか赤いセルフレームの眼鏡を取り出してかける。
「眼鏡をかけるとさらに3割増になると言う…」
「ああ…そうなの」なおも続きそうなミスティの口上を遮るエミ。(…でもねぇ…元々が小さい場合は掛け算じゃ…
『知力』0だと100万倍でも0でしょうし…)
エミはしげしげとミスティのタトゥーを見つめる。
「端っこにいくにつれてピンク色というか紫色になっているのね」見たままを口にした。
「うん…」と少し元気をなくすミスティ。「『知力』を使い続けるとだんだん色が戻っていって…全部ピンクに戻ると『知力
』
が元に戻るの。 それだけじゃなくて…」
「戻ると?」興味深そうに聞くエミ。「…力が回復するまで深い眠りにつくとか?」
「ちょっと違う」ミスティが少し暗い顔で答える。「知恵熱が出て、ひどい頭痛が3日続くの…あれ、コーモリ女ちゃん
どーしたの?」
エミは頭を抱えてうずくまっていた。
「なんて難儀で不毛な…こっちの方が頭が痛くなってきたわ…」
「あれ、コーモリ女ちゃんも『知力』を使い果たしていたの♪」「違ーう!」
「うーん…痛てて」美囲次郎がズキズキ痛む後頭部を抑えながら起き上がった。
「騒がしいぞ!全く…」
一度頭を振り、エミとミスティを見た。 三人の視線が交錯する。
「…」
「…」
「…」
わはははは…まてぇ… おほほほほ…
「…えーと」最初に美囲が口を開いた。
「なに?」とエミ。
「今、どういう状況だ?」間の抜けた質問をする美囲。
「見ての通り。組長さんはいっちゃってるし、あなた以外の5人は…」そう言ってまだ気絶している英を示す。
美囲は目を見開いて英を見つめ、ミスティ、エミの順に視線を移す。
服を着ているミスティはともかく、裸の体にコウモリのような羽を生やしているエミは…何より二人とも角がある…
(…)美囲の表情にじわじわと…しかし確実に恐れの色が混じっていく。
「お…お前達はいったい…お…俺をどうする気だ…」僅かに怯えの色を滲ませ、後ずさる美囲。 そこでズボンの前が
開いて大事なものが露出していることに気がつき、慌ててしまいこむ。
それを見てちょっと残念そうな表情のミスティ。
「陳腐なセリフね。 あたし達を連れてきたのはあなた達でしょうに」エミが非難するように言う。
「し…知るか…お…俺はやられんぞ!捕まらんぞ!」と言いながらじりじり玄関の方に後ずさる。
「どうぞ」あっさり言うエミ。
「え?」「コーモリ女ちゃん?」美囲とミスティがエミの意図を測りかね、疑問の声を上げる。
エミは美囲に背を向けて、倒れている英の足元にしゃがみこむ。
「別にあなたに用はないわ」言い放つエミ。 美囲の表情に今度は怒りの色が混じる。
「貧相なモノに手を加えないと女を泣かす事もできない男。 とっとと行きなさい」
「ぬかしたな…この×××が…」美囲が低く呻く。 目の前にエミが白い尻を晒している。 そこで揺れる尻尾も彼の
目には入っていない。
美囲は乱暴に服を脱ぎ捨てると、背後からエミに襲い掛かった。
「きゃぁ!?」「思い知らせてやる!」
美囲はエミを突き倒して四つんばいにさせ彼女の腰を両手で掴んで己の腰を宛がう。
固く反り返った美囲の異形の男根は、エミの秘所を2、3度擦り上げると狙いたがわずエミの中心を貫く。
「いゃぁぁぁぁぁ!」「コーモリ女ちゃん!?」
悲鳴を上げたのはエミの方だった。 美囲から逃れるように、腰をずらそうとする。 美囲はそうはさせじとエミの腰を
掴み、自分の腰に引き寄せる。
「やめてぇぇぇ!」エミの悲鳴が心地よく、美囲の耳を打つ。
(けっ!羽があろうが、角があろうが女は女!生意気ぬかしやがって!思い知らせてくれる!)
ズズッ!ズズッ!ズズッ!…
滑った音を立てて、美囲の男根がエミの中をかき回す。 抵抗するかのように、エミの濡れた襞が美囲の男根に纏わ
りつくが、真珠を埋め込まれた部分がそれを引き剥がしつつ甘い疼きを残す。
「け!…さすが化け物…いいもの持ってるじゃ…」卑猥な言葉で喚きつつ、エミの腰に自分の腰を打ちつける。
タップリとした尻は極上のクッションとなって美囲の腰を受け止め、後ろに下がろうとする美囲の腰に柔らかく張りつく。
黒い尻尾がピクピク震え、美囲をけん制するように彼の胸をピシピシ音を立てて弾くが、痛みを与えるほどの威力は
ない。
翼もパタパタと振られるが、こちらもビロードのような感触で美囲の肩から背中をなでるばかり。
「おう!どうしたどうした!」息を弾ませながら言う美囲。
(このまま堕としてやる!へへっ…)
ズブッ!…ブズッ!… あっ…ああっ!…
美囲は腰がめり込みそうになる程の勢いで腰を打ち付けるが、エミは激しく喘いでいるものの、なかなかいきそうにな
い。 それに…
(くっ…さすが化け物…底なし沼みてえだ…)
亀頭が蕩けそうな肉襞に包まれるばかりで、奥に届いている様子がない。 このままだと美囲の方が先にいってしま
いそうだ。
(バックだと尻が邪魔だ…よし!)
美囲はエミの腕を掴み、乱暴に引っ張った。 勢いよく半回転するエミ。 支えを失った体は背中から床に倒れた。
こちらを向いたエミの両脇に手を突くと、美囲は渾身の力を込めてエミの中に突入する。
「奥に!…来るぅ!」「どうだぁぁぁ!」
甘い肉のカーテンを掻き分けて、美囲の男の証がエミの奥に突入した。 つられて陰嚢までがエミの秘所に包み込ま
れる。
「ぐぅぅ…ドロドロじゃねぇか!」歓声を上げつつ美囲は亀頭でエミの奥をかき回す。
ヌラリとした肉が突如ザラザラした感触に変わり、そして滑る感触へと変幻しながら亀頭をカリを鈴口を満遍なく撫でる。
美囲のイチモツが中をかき回す感触がたまらないのか。 エミは両足で美囲の腰を抱き締め、白い足が蛇のように絡
みつく。
「いいかぁ!…いいかぁ!…」うわ言のように言いながら腰を振る美囲。 根元までがっちりと咥え込まれ抜くことが
できないので腰を揺するしか出来ないのだ。
白い豊満な乳房を咥え、激しく吸うと、エミの両手が脇からするりと入り込み、背中に回された腕が美囲を抱き締める。
「むっぷぅ…」
顔がめり込みそうなほど柔らかい谷間に抱え込まれ、溺れかける美囲。
顎を上げて脱出し、白い喉から視線を上げて悦楽にゆがむエミの表情を確かめようとした。
「!」笑っている…エミが… そこでやっと気がつく、エミにがっちりと抱え込まれた自分を…
「ぐっ!」逃げようともがいたのは一瞬だった。 エミの奥深く呑み込まれたものに、滑る肉襞が悦楽の唄を奏でつつ、
異形の男根を快楽の舞踏へ誘う。
「ひっ…い…あ…ぁぁぁぁぁぁ…」悲鳴を上げかけた美囲…がその顔が緩むのにそれほどの時間は要らなかった。
エミの体は芋虫を捕まえた食虫花と化し、快楽という名の消化液で美囲の魂を蕩かし始めた。
「いい…凄い…たまんねぇ…」
「凄かったわ…いっぱい良くしてくれたんですもの…たっぷりお返ししてあげる…」
ヒクヒクヒクヒク…
美囲の体が蠕動し始めた。 自分の意思では止められぬ快楽に没入し、エミの体の求めるままに精を放ち続ける…
「ふゃぁぁぁ…」掠れた声で美囲は呻き続け…少しずつ…いや急速にやせ細っていった…
やがて、ビクリと一際大きく美囲が振るえると声が途絶える。
エミは、すっかり絞りかすと化した美囲をそっと床に横たえた。
げっそりとやせ細っりながらもまだ息はしている。 その顔には『満足』の文字が刻まれていた。
「うわぁ…すごぉぉい…」メモを取りながらエミのやり方を見ていたミスティが感心する。
「口車一つで自分から飛び込ませて…ご奉仕させるなんて。 さすがコーモリ女ちゃん!」
「褒めてくれるのは嬉しいけどね… ほら、あちらがお待ちかねみたいよ?」
エミが英一郎を示した。 いつ気がついたのか、肘を突いてこちらを見ている。
何を考えているのかわからない無表情な顔で…
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