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11.Round 2−1:エミ VS 井伊五郎


「入れよ」

井伊は薄暗い寝室の扉を開き、エミの背中を軽く押しやった。

エミはこらえきれずに、安物の絨毯に音を立てて倒れこんだ。

わずかに遅れて、隣の部屋から床に重い物が落ちる振動が伝わって来る。

エミは首をひねって隣室につながる扉を見る。

「へっ、気になるかい」寝室の扉を後ろ手に締めながら井伊が言う。「赤の他人だと言ってたが本当は妹なんじゃないのか」

エミが慌てて首を振る。 あんなのを妹にされたのではたまったものではない、と心のそこから思ったのだ。

「…ふ…まぁいいさ。 どうでもいい事だからな」


井伊はエミの胸に手を伸ばす。 むんずと掴み、ぎゅっと握る。

「つっ…」エミが顔をしかめた。 愛撫にも何もなっていない。

井伊はかまわずエミの胸に顔を埋め、片方の乳首を嘗め回す…のだが、エミは反応しない。

「ちっ…少しは感じやがれ!」忌々しそうに井伊がエミを睨み、ぎょっとした。 エミが…泣いている。

思わずエミから離れる井伊。


エミが涙で濡れた目で井伊をじっと見つめ、目を伏せるとポツリと言う。

「…一人ずつ相手をして…それから殺すんでしょう?あたし達を…」

ぐっと詰る井伊。 

「…親分次第で…」井伊が言いよどむと、エミは顔を伏せ肩を振るわせ始めた。

「…」井伊はどう対応していいか判らず、エミを引っぱたいて止めようかと手を振り上げたが、結局手を下ろす。 手を組んで指を弄びながら言う。

「あー…いや…多分、人質にするだけだ、殺しはしねぇ…と思う」と井伊。 当然エミは泣き止まない。

井伊は途方にくれて両手を挙げた。 (…仕方ねぇ。だますのは心苦しいけどよぉ…)

「大丈夫だ、お前達は殺させやしねぇ!俺が守ってやる!」

「…本当?…」顔を上げるエミ。 涙で潤んだ瞳が色っぽい。

「おう、男に二言はねぇ」と胸を張る井伊。

エミは井伊の胸に顔を埋め、呟いた。 「…男らしいのね…貴方…」

井伊はエミをそっと抱いて、鼻の下をのぱす。(おお、女に頼られるというのは悪くねぇな…)

エミは顔を上げ、上目遣いに井伊を熱っぽく見つめる。

「ねぇお願い…紐を解いて…」

「い?」

「守ってくれるんでしょう…なら…逃げる必要も無いから…」

「あ…いや…」うろたえる井伊。 エミの表情が見る見る曇っていく。

「やっぱり嘘なのね」再び泣き始めるエミ。

「…わかった!ほどいてやる!」(えーい、もうどうにでもなれ!)


井伊はエミの体に手を回して紐を手繰り(ついでにあちこち触りながら)、結び目を捜した。

と、結び目が見つかるより先に、バラリという感じで紐が解けた。

「あれ?きつく縛ってあったみてぇだったが…」首を捻る井伊。

「い…?」エミが井伊にしなだれてきた。

「ありがとう…」そういいながら手で井伊のズボンを撫でる。

ゆったりと円を描くように手のひらがズボンの前を…その下にあるものを揺り起こそうとするかのように…

「…」井伊はエミに手を伸ばしかけ…止めた。 エミの手の動きに連れてイチモツが形を整え、心地よい存在感を伝えてくる。

「おい?」

「まず解いてくれたお礼…わたしにまかせて」そう言って、布越しに井伊の男根を掴み、陰嚢を揉み解す。

「おおそうか…よろしく頼まぁ」そう言って井伊はベッドに腰掛けた。 エミは井伊の前に跪くとズボンのチャックを開いた。 硬くなった男根が勢い良く飛び出す。

「あぁ…立派」エミは井伊の息子に顔をよせる。

(うおっ…)エミの息が熱くネットリと男根に纏わりつくと、たまらず亀頭の辺りがピクピク震える。

「うふ…」エミは両手を胸に添えると、膝の上に圧し掛かってきた。 白い塊が太ももに柔らかな感触を残しつつ、谷間で井伊のイチモツを捕まえる。

はぅ… しっとりとして、少し冷たい女の肌が熱い井伊の陰茎に纏わりつく。 次の瞬間、井伊の男根は白い谷間に完全に挟み込まれ、赤黒い亀頭だけ

が顔を覗かせていた。

エミはヒクヒク震える亀頭をついばみ、唇でカリを挟んで愛撫しながら、同時に舌先で鈴口をチロチロと舐めはじく。

「おぅ…たまんねぇ…」井伊は陶然とした口調で言う。 エミの愛撫が陰嚢の奥底に深い喜びを引き起こすのだが…エミの乳房が男根と陰嚢を挟み込み、ゆっくりと揉んで熱を奪っている。

冷たく痺れるような快感は、陰嚢の中で出口を見つけられずに粘っこく蠢いているかのようだ。

「ふぁ…はぁ…」井伊はと息を漏らし、両手が自然にエミの頭に…

「…?…」井伊の手が妙なものに触れた。 (…取っ手…なわきゃねぇか…角?…)

井伊が目を凝らす…エミの頭に二本の角が生えている。

「…あれ…お前もコスプレしてたのか?…はぁ…」井伊は恵布が連れて行った娘が悪魔のコスプレをしていたのを思い出して言った。

エミは答えない。 代わりにその口から長い舌が伸び、谷間からはみ出した部分に巻きついた。 そのまま蛇のように亀頭を這いずりながら愛撫する。

「う…」井伊の亀頭が甘い痺れに支配される…エミの舌と乳房の感触以外がひどく遠くなっていくようだ。

「はぁ…はぁ…」井伊の息が荒くなってくる。 痺れるような感覚が股間から腰に広がっていく。 井伊は、心地よさと脱力感が全身に満ちてくるのを感じた。


エミが井伊の男根を解放した。 エミの唾液に包まれた男根は固くなって黒光りしている。 が、まだ達していない。

「う…ふぅ?」井伊は、体を満たす異様な心地よさに意識が朦朧となっていた。

エミは床に四つんばいになり、井伊に尻を向けた。 エミの尻の付け根に黒い蛇のようなものがが蠢いている。

「尻尾?…」井伊はエミに尻尾があると認識した…しかしそれ以上思考が進まない。

エミの尻尾がゆらゆらとゆれて井伊を招いた。 井伊はフラフラと立ち上がり、エミのふくよかな尻に手をかける。 起立したイチモツを熱く濡れた秘所に触れさせる。

「お…」亀頭にズキリと痛みにも似た感覚が走る。 ズキリ…ズキリ…それが熱く深い喜びの感触だと気づくと、井伊はエミの秘所に吸い込まれるように腰を突き入れていた。

(!…!!!)固くなった亀頭が熱く柔らかい無数の襞をかき分けて進むのが判った。 幾重にも巻きつき、熱く濡れた愛撫が井伊の亀頭を襲う。 腰が溶けてしまいそうだ。

ズルズルズル…ザリリリリリ… 「ひぃ…」 エミの奥がザラザラととした感触に変わった。 快感に耐えるかのように亀頭が、陰茎が、そして陰嚢までが固くなっいく…いや井伊の全身が固くなっていくようだ。

「はぅ…こんな…あ…」

「うふ…お礼よ…もっと感じて…」エミがそう言うと、秘所が井伊をさらに呑み込む。

ズブリ…「!」 井伊の陰嚢までがエミに呑み込まれた。 そのまま咀嚼するかのように中で揉み解している。

「は…あ…あ…」井伊の両手が硬直して振るえる。 全身が陰嚢になったかのように、痺れ甘い感覚で満たされ…固まってしまった。

「あはぁ…いいわ…来て…」エミが言うと、井伊は今度は全身が蕩けていくような感覚に襲われた。

ヒク…ヒク…ヒクヒクヒクヒクヒク…股間が激しくひくつきながら。粘る液体を止め処もなく吐き出している。

「ひぃ…いい…いい…」うわ言のように言いながら、井伊は仰向けに倒れた。 そして井伊は熱い快楽に包まれたまま失神した。


エミはしばらく井伊のイチモツを咥え込んでいたが、ひくついていた彼の腰が止まるとそれを解放した。

「ふぅ…」満足気に息を吐くと、床の上で失神している井伊の顔を覗き込む。

げっそりとやつれているが、その顔は満足感に満ち溢れていた。

「ふむ、満足してもらえたようね…私も感謝しているわよ、本当に」と失神した井伊に告げた。

そして、井伊が持ってきてくれた手荷物から腕時計を取り出した。

「7分49秒…」首を傾げる。(ちょっと時間をかけすぎたかしら。)

そして、隣の部屋への扉に近寄り様子を伺った。


判定:エミは雑魚その1を倒した! 体力が回復した! 封印が解けた!

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