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6.さーわさわのつつつっつー♪


ミスティは顔を離す。
ヒロシの右半身と自分の右半身を合わせるように抱き付き、右手をヒロシの左胸に当てる。
そして、乳首を中心にゆっくり、なで始めた。

サワサワ触る所を胸から腹、腹から股、股から股間と段々男性器に近づけていく…
手のひらを使い、ススーと男性自身をなで上げ、腹、胸と移動しながら、手のひらを指一つにかえ、つつーっと来て顎に達する。
そのままヒロシの唇に指をあて、横につーと撫でる。
「…はー…ふぁー…」
ヒロシはその動きに切なそうな顔になる。ミスティの触ったところに感触が残り、もっと触ってほしくなる。

それがわかっているのか、その動作を、繰り返す、繰り返す、繰り返す…
ヒロシは目を閉じて、ミスティの手の感触を追いかける。

手の動きに合わせて、ヒロシの右半身に抱きつくミスティの体もゆっくり動き、シルクの肌の感触と、少し低めの体温を伝えてくる。
ヒロシの右半身に、ミスティが染み込んでくるような錯覚すら覚える。
「はぁ…はぁ…」ヒロシの息が荒くなってくる。
ミスティに抱かれ弄ばれるだけの抱き枕になったような気がする。
自分も責めないとと思うのだが、ミスティの動きは”そんな事忘れて、もっと感じて、もっと良くなって”とヒロシの体に命じているようだ。

ミスティは、舌を出してヒロシ右胸の乳首をチロチロ舐めはじめた。
手の動きは止めず、手を睾丸狙いの動きに変える。
竿をなでつつ、すっと下まで動かし、手のひらで睾丸に圧力を加えてコロコロ転がす。
ずずっ尻までさすって、ひと指し指と中指でアヌスを責める。
「ひゃ」。
アヌスに指をプスと突きさし、前立腺を刺激し、指を抜いてまた睾丸を揉みつぶすようにグニグニする。
「あは…ああ…そ…そこぉ…は…」
ヒロシは喘ぐ、目が宙を彷徨う、睾丸の中に暖かくて、気色いいものが溜まって来る。
「おぉ…もっと…してくれ…それ、すごくいいや…」

「ねぇ〜」
「…何だ…」
「どんな、気分ですか〜」
「…なーんか、もう…」
「…」(お、お、お、…)
「…いきそうだ…」
「そ〜ですか…」(逝ってしまえ!…よーし、一度いかせちゃえ…)

ミスティはヒロシの喉に口づけし、舌で唾液の跡をつけながら、胸「はぁ」、乳首「ひぃ」、はら「ふへ」、へそ「ほう」そして股間に顔を埋める「あはぁ…」。
ヒロシの鈴口に軽く口付けし、チロチロ舌を出し入れし、鈴口を中心に弧を描きながら亀頭を刺激していく。
男性自身がピクピクしながらそそり立つ、睾丸は竿と一つにならんばかりに縮みあがりビクン…ビクーン…と脈打っている。
ミスティは唇を開くと、亀頭をくわえ込み、チュウチュウ吸い始めた。
「ああ…いくよ…もう…いってしまう…いっくー!…」
限界まで来ていた、ヒロシのものは、一気に精を噴出した。
ビュ、ビュ、ビュ、ビュ、…ピクッ、ピクッ、ピクッ、ピクピク…
ヒロシの体から力が抜け、ぐったりする。

「ねぇ〜」
「…何だ…」
「どんな、気分ですか〜」
「…なーんか、もう…」
「…」(…)
「…死んでもいい…」
カチ、
「?」
「録音完了…お願いを聞いちゃいま〜す」


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