ミルク

28.パーティ


新たにやって来た少女達…いや、ほとんどは少女と言うには幼い。
肌は白く染まっているが、『女神の娘』達の特徴、あの豊かな胸がなかった…先頭の一人を除いて。

「てぃふぃん」「るう…連レテ来タワ」先頭にいたのはティフィンだった。
そして、彼女が連れてきたのは村の子供…ドグが小川で見たのとは別の…だった少女達だった。
彼女達は子犬のようにくんくん鼻を鳴らし、辺りに漂う匂いを嗅ぐ。
「イイ匂イ…」「オイシソウ…」
少女たちはクリームで真っ白になったボブの回りに集まり、ボブのから漂う『クリーム』の匂いを嗅ぐ。
ボブの心に僅かな怯えが生まれた。
体を動かそうとするが、『クリーム』の効力なのか力が入らない。

「ナニ?…コノ白イノ?」一人が『クリーム』を指ですくい取り、不思議そうに見つめる。
「アア、『くりーむ』ヲ知ラナイノネ。 ナメテ御覧ナサイ」ティフィンが促す。
少女は薄いピンクの舌で、指についた『クリーム』を舐めた。
「!…甘イ!」びっくりして叫ぶ。
それを聞いて、他の少女達もボブの体に手を伸ばした。 一度に体のあちこちを小さな手で触られ、ボブが声を上げる。
「うひゃぁ!」
「キャッ!」「ワッ!」 驚いて手を引っ込め、後ずさりする少女達。

しかし、ボブは一声だすのが精一杯で、人形のように横たわったままだ。
少女達は再び身を乗り出し、ボブの体に顔を近づける… そして一人がボブのわき腹をそっと舐めた。
「ひゃぁ…」ボブがまた声を出す。 しかし今度は少女達は驚かない。 顔を見合わせ、くすくす笑いあう。
そして、示し合わせたようにボブの周りに蹲り、ボブの体のあちこちを舐め始めた。

「うひゃ…くすぐ…ひゃめ…ひゃは…」
くすぐったさに、ボブの胸が激しく上下する。 『クリーム』まみれの体に幾本もの幼い舌が這いずり、『クリーム』を舐めていく。
鍛え始めたばかりの手を小さな手が捕まえ、指を一本一本丁寧に吸う。
寄り添うように抱きつき、脇の下を丁寧に舐めまわす。
臍の中に尖った舌が入りこみ、中身を書き出すように抉っている。
(やめ…やめて…)
少女達はボブをしゃぶり尽そうかと言うように、丹念に…そして熱心に舌を使う。
そして、少女達の舌にも魔力があるのだろうか…彼女達の舌が這いずった痕は、次第に甘く痺れ…何ともいえぬ甘酸っぱい感触が残る…
(あ…く…)
静かに…ゆっくりと…しかし確実にボブの体が少女達の舌の虜になり…荒かった呼吸は深く、静かに変わっていく…
すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…
ボブの心は抗いをやめ、体は少女達の愛撫に身を任せた…そして、ボブの男…そこだけが力を取り戻した。
クニャ、クニャ…伸びきっていた陰嚢が引き締まり、ヒク…ヒク…男のシンボルが立ち上がる、少女達を誘うように…

ボブの太ももを舐めていた少女が、びっくりしたようにボブの『ソレ』を見た。
天を指す亀頭は、『クリーム』にまみれ…しゃぶられるの待っているようだ…
彼女は、おずおずと亀頭の裏筋に舌を這わせ、ゆっくりと舐めあげる…
「あぁ…」
舌の導きに従い…とても甘く…粘っこい何かが尿道をせりあがっていく…
「出る…」「エ?…ワァ…」
チュ…ニュル…チュルチュルチュルチュルチュル
それは、ルウの胸から出たのと同じような『クリーム』…ボブの男根はネットリとした甘い流動物をトロトロと吐き出す…少女達のために。
少女達はボブの亀頭に群がり、ペロペロと『クリーム』を舐め取る。 それがまた次の『クリーム』を呼ぶ…
(ああ…止まらない…舐められてる…)
舌がカリをなぞり、鈴口を擽る。 時に可愛い口が咥えて音を立てて吸う。
ボブの男根は少女達に甘い『クリーム』を…そしてボブに際限のない射精の快感を与えつづける。

少女達はかわるがわるボブのイチモツを舐め、時に袋を揉みしだき続けた。
段々ボブの体の厚みが減っていくようだ。
と、ルウとティフィンが少女達をそっと止め、何かを囁く。
少女達は頷き一斉にボブから離れた。
ボブは気だるげに、ルウを見上げた。
「ルウ?…」
ルウは応える代わりに、一人の少女をボブに押しやった。
彼女はボブの腰にまたがり、まだ幼い蕾でボブの男根に触れるようにする。
「ううっ!?」「アゥッ!」
二人が声を上げた。 少女の蕾がボブを咥え、ボブのモノは少女の中に潜り込む…互いの意志と関係なく…
そして引っぱられるように、少女はボブの腰に乗った…
「うく…あ…ああ…」
少女の膣はネウネと動いてボブのモノに絡みつき、一気に陰嚢までを呑み込んだ…そして、ボブの男根を絞り上げる。
ジュ…ジュルルルルル…
「…!!」
男根…いや男性器全体が滑る肉襞に包まれ、揉み解され…一拍おいてボブの男根は求められるままに熱い『クリーム』を吐き出す。
ビュル…ビュルビュルビュルビュルビュル
少女の白い腹が、熱い『クリーム』を飲み干しているかのように激しく波打つ、そして…ビクッ…ビクッ…少女の胸が膨らんでいく…
「アン…オ兄チャン…モット…モットチョウダイ…」
少女は目を閉じ、腰を振ってせがむ。 ボブの手を取り自分の胸にあてがわせる。
ボブの手は、誘われるままに膨らみかけた少女の胸を優しく、ゆっくりと揉みあげた…
少女の胸は、柔らかく…大きくなっていく…
そして不思議な事に、少女の胸を揉む毎に、ボブの下半身に甘い疼きが走る…
「ハフゥ…モット…モットシテェ…」
「いい…もっと大きく…もっと柔らかく…」
夢中でまぐわう二人…しかし、ティフィンが不意に二人を引き剥がした。
「アン」「なんだよ…」陶然とした表情のまま文句を言う二人。
ルウがすかさず次の一人をボブに押し出す…
「今度ハアタシ…」「おぅ…」
そして、夜の森に再び少女とボブの淫靡なうめき声が漂う…

はぁ…はぁ…
どのくらい時間が立ったのだろうか…意識が朦朧としてきた…何人の少女と交わったのか覚えていない。
気がつけば、手も、足も軽くなっているような気がする。
だが不思議と恐怖は感じない。 むしろぼうっとした幸福感に包まれ…次第に現実が失われていくようだ。

と、白い腕が背中に回され、ボブは今交わっていた少女に抱き上げられた。
「ぼぶ」「あ?…ああ、ルウ。 お前だったのか」
ボブと交わっていたのはルウだった。
周りにいる少女達は、既にボブと交わったのか、皆胸が一回り大きくなっている。
「ああ、あれは俺が大きくしてやったんだな…」
「ソウダヨ…ソシテ僕モ…」そうルウが言うと、ルウの『女』がボブを締め上げた。
ニュル…ニュルニュルニュルニュルニュル…
ボブの男根は、ルウに求められるまま『クリーム』を放つ。
「うぅ…ルウ…いい…いい…」
人外の快楽に狂うボブ… しかし、それも尽きようとしていた。

「お…ルウ…なんだか…終わりそう…」
「ぼぶ…安心シテ。 全部僕ガ…」
ニュル…チュ…ジュル…ジュル…
音が変わった…と思う間もなくボブはルウの『女』が広がっていくような錯覚に囚われた。
(…違う…俺が…ルウに…)
ボブは頭の片隅でスラッシュの事を思い出していた…自分も同じようにルウの中に…
腰に濡れた襞が纏わりつく。 尻が、足が、腹、胸と這い上って来る。
チュルル…濡れた音が耳元でした…次の瞬間、ボブはルウの中にいた…
(…暖かい…柔らかい…いい…蕩ける…と…ル…)
ボブは文字通り蕩ける快感に包まれ、そして全てが曖昧になって行く…

その瞬間、ルウも熱い快楽の渦に囚われた。
「アァァ…」ボブを呑み込んだ姿勢そのままで、快楽の呻き声を漏らす。
ルウは両手で自分を抱きしめ、立ち尽くした。
少しして、ルウは顔を上げ両手を開く…ブルン…一回り大きく立派になった胸が重々しく揺れた。
「アハ…」
ルウは満足そうに笑った。


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