ミルク

22.可愛いルウ


「るう」「お嬢様…ごめんなさい…」ルウの言葉にティフィンが瞬きをする。
「ナニヲ謝ッテイルノ?」「だって…漏らしちゃった…ひっく…」
クッ…クスッ…ティフィンが軽く笑う。
「違ウハ…コレハネ…フ…フフ…」「え?…あ…あん…」
ルウのモノがティフィンの中で軽く摩りあげられた。 途端に熱い感覚が込み上げて来る。
「あん…いい…」トクリ…ルウのイチモツが快楽の粘りを吐き出す。
「るう?」「はい…あれ…なんで泣いたんだっけ…」ルウは軽く頭を振る。 さっきまでティフィンにすまない、そんな気がしていたような気が…だが思い出せない。
「るう…出シテイイノ…悲シイ事…嫌ナ事…全部出シテ…」
そう言うと、ティフィンは両足をルウの腰に絡みつかせ、ほっそりした少年の体を己の胸に抱き閉める。
極上のクッションよりも柔らかい膨らみ、そのあまりに安らかな心地よさはルウの全てを捕らえて離さない。
「私ガ全部吸イダシテアゲル…サア…」
「お嬢様…ああ…」
「るう…」
クニュ…クニュ…フカ…フカ…音はしていない。 しかし、ティフィンの感触はルウの頭の中で淫らで甘酸っぱい音楽に変わり、ルウを陶酔させる。
ルウの体の芯は、甘酸っぱい戦慄に満たされていき、ルウの五感の全てを支配する。
ルウはトロンとした目つきでされるがまま…其れに浸っていると、やがてトローッとした何かがオ××××の袋に溜まっていく。
(は…じんじんして…あん…いいよ…)
自分の物がヒクヒクしだす、そうなるともう止められない。 袋から先っぽに向けて冷たい痺れが満たされていき…先っぽに届く頃には、体の方も甘い痺れでいっぱいになる。
そして…ヒック…ヒクヒク…トック…トロトロトロ…ティフィンの中に粘っこいものが出て行く…
(いいの…とってもいいの…)
ルウの心から、何かが奪われていく…ティフィンの言うように悲しい心が、嫌な記憶が、恐怖が…ティフィンとの交わりを邪魔する全てが…

褐色の肌の少年と白い肌の少女は、一つに溶け合おうとするかのように互いを求め合う。
少年は少女の中で蕩け、それを奪われる喜びに夢中になっていた。
ルウは、ふと自分の手の色が白っぽくなってきたのに気がついた。 なんだか細くなったような気もする。
(あは…溶けてきちゃったのかな…)
もう恐怖は感じない。 ルウはもうティフィンのものだ。

アン…アン…ハァァァァ…
今度はティフィンが果てた…
荒い息をつくティフィン。 その顔は彼女の感じている快楽の深さ示している。
ルウはボッーとそれを眺めた…
(いいな…気持ちよさそう…)
「るう?」ルウの表情にティフィンが気づいた。
「フフ…羨マシイノ?」ルウがこくりと頷く。
ティフィンは妖しげに笑い、ルウの胸と自分の胸を一度離す。 そして、乳首を摺り合せる様にした。

(?…あ?…)
チュゥ…ティフィンの乳首がルウの乳首に吸い付いた。 そして…
(暖かい…入ってくる…)ルウがゆっくりと仰け反る。 両の乳首から、暖かくトロリとした何かが染み込んで来る。
(いい…心が…とっても…)胸の奥で脈打つものに暖かなものが纏わり突く…とても安らかな気分…
ルウは、ほうっと息を吐く。 その体からティフィンが離れゆっくりと背後に回る。

「いい…いいの…胸が…でも…切ない…」
ルウは地面に足を投げ出した姿勢で、頭をたれて下を向く。
自分の乳首がピクピク震えている。 ルウは、さっき自分のイチモツが感じていたもどかしさを思い出した。
ゆっくりと両手を挙げ、そっと乳首に触れる。
「あはぁ…」ため息のような声が漏れた。
深い…とても深い何が胸を満たす…
「るう…」背後から声がかかる。「ティフィン様…何…これ?…」
「イイデショ…」ルウは頷く「いいの…すごくいいの…たまらないの…」
そう言うと、ルウは乳首を指で揉み始めた…

最初はゆっくり…指先で乳首を押し、爪で軽く掻く。
「あふ…」耳の奥で体の中の音が聞こえるようだ。
ヒクヒクヒク…乳首が振るえる…蛭のように指に纏わり付き、感じるところへ誘う。
指は小さく円を描く、小さく、小さく…次第に螺旋を描き、乳輪をなぞる…なぞる…
サラサラサラ…乳輪の感触が指の腹に心地よい。 指の跡を追い、乳輪が広がっていく…
(あれ…あん…)少年の頭に微かな疑念。 次の瞬間、熱い快楽が疑念を洗い流す。 ルウは何の疑いもなく、己が胸をまさぐる。

「るう…胸ガ切ナクナッテコナイ…」ティフィンが背後から近づきつつ尋ねる。
「はぁぃ…胸が…もっと…触りたい…ああん…」ルウが鳴いた。 ティフィンが背後からルウを羽交い絞めにして、胸を揉み解し始めたのだ。
ルウの両手が力なく垂れる。 ティフィンの両手は巧みにルウの胸を撫で回す。
乳首をコロコロ転がしつつ、薄い胸を持ち上げるように揉み解す。
モニュ…モニュ…胸の奥まで揉み解されるているような気がする。
「ティフィン様…とってもいいです…たまらない…」
「るう…貴方ノ胸モ素敵…ホラ…」そう言って、ティフィンが大きく一揉みする。

ムニュン…その感触に、ルウは自分の胸に目をやった…
「あれ…」
イチモツが見えない。
ルウの色が薄くなってきた胸に、二つの膨らみが生まれ、白い細い指がそれを優しく揉み解している。 揉まれるほどに胸が振るえ、少しずつ大きくなってきている。
「ティフィン様ぁ…胸が…ひっ!」ルウの胸をティフィンがギュウッと握った。
ズクン…ズクン…鼓動が頭の中で反響する。 
「気持チイイデショ」「はい…とっても…」
ティフィンの言うとおり、胸を揉まれる感触は深い快感を生み出し、ルウを捕らえて離さない。
「いいの…いい…」うっとりと答えるルウ。 ティフィンはルウの両手を掴み、再びルウ自身の胸に這わせる。
「!…ああ…」ティフィンの指で目覚めさせられた性感がルウの指をリードする。 ルウの両手は、別人の物の様にルウの胸…それはもう乳房と呼べる大きさに膨れ上がっていた…を揉みしだく。
「フフ…るう…」ティフィンはルウの正面に回った。

「ああ…はあ…あ?」ルウは下腹に何かが触れるのを感じた。 目をやるとティフィンがイチモツから下腹を優しく撫でている。
「フフ…モウイイワネ…サア…変ワリナサイ…」
ズキン…股間に痺れが走った。 痛みではないが、今マダ感じた事のない甘く重い痺れが下腹に走ったのだ。
「お嬢様…お腹が変…あ…ああ…」
ズクン…ズクッ…ズクッ…ズクッ…甘い痺れが下へ下へ下りて行く。 そして袋の根元に達した…
ズッ…ズニュ…ズニュズニュズニュ…
「ひっ…ひぃ…ああ…」
異様な感触にルウが震えた。 陰嚢が濡れたものに包まれた…其れが陰嚢を揉んでいて、ひどく気色いい。 そして…
「何か変…足の間に挟まってる…何か入って…!!」
甘く重い衝撃が股間から背筋を駆け上った。 ルウの頭の中で弾け、頭の中が真っ白になった。
「あ…ああ…」ゆっくりと背中から地面に倒れるルウ。 両手は依然としてヒクヒク蠢き自分の胸をいやらしくまさぐる。
そして、その股間では…陰嚢の両脇が盛り上がり、ビラビラと蠢きながらトロトロと滴る液体で男の証を包み込みつつあった。
「ああ…お嬢様…僕…変に…変に…」ルウの目に怯えが生まれかける。 しかし…
ビュク…ビュクビュクビュク…膨れ上がった褐色のイチモツがどす黒い粘液を吐き出すと、ルウの顔から怯えが消えた。
「あん…いいの…変になるの…」ルウは喘ぎ、悶える。
胸を蕩かす熱く深い悦楽…イチモツが根元から溶けていく様な甘い快楽…そして、体の芯に熱く硬い物を呑みこんで行く女の快感…
ルウは魔性に囚われてい快楽を存分に味あわされ、作り変えられていく。
「いいの…イイノ…ルウが…るうデナクナッチャウノ…すごく…気持チイイノ…」
ルウの股間で、二つの肉襞の間に肉の玉が呑み込まれ、陰茎が沈んでいく様はルウの心が魔性に呑みこまれていく様であった。
「…イイノ…トッテモイイノ…」ルウの声は細く高くなり…その体も白く、優しい丸みに包まれ…そしてミルクの白さに変わっていく。

ティフィンはルウの亀頭を舌で舐め、白い陰唇を指で摩り上げながら呟く。
「るう…可愛イるう…オイデ…コッチニオイデ…一緒ニナルノ…」

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