ミルク

13.+1(プラス・ワン)


フルン… ココモの胸が皮の戒めから解放され、開放された双丘が小さく揺れた。
カルーアは、優しく微笑み、小ぶりな乳房にそろりと手を伸ばす。
「あふっ…」
カルーアの手が触れた瞬間、ココモはピクリと身を震わせた。 そのまま二人は動きを止めた。
ピクッ…ココモは小さく体を震わせて、切なげな眼差しでカルーアを見た。
「ここも…」「カルーア姐様…胸が…切ないの…おねがい…」
ココモはの懇願に、カルーアが頷く。

カルーアの指先がココモの乳首に触れ、ゆっくりと円を描く。
「!…」
ココモの体に甘い衝撃が走り、ココモは体をよじる。
「イヤナノ?…」カルーアの問いに、ココモは首を横に振る。
「凄く…いいの…もっと…してぇ♪…あん…」
ココモの求めに応じ、カルーアはココモの乳房ををゆっくりと揉みしだく。 カルーアの白くほっそりとした手の動きは、ココモの乳房にえもいわれぬ暖かい感覚を作り出し、胸の奥…魂を揉み解すようだ。
「ふぁ…あああ…」」ココモの褐色の両腕が自然に持ち上がり、カルーアの白い手首を掴む。 だが、両腕はカルーアを止めようとせず、カルーアの両手を誘う。
クリュ…クリクリクリクリ…
ココモは首を左右に振って、カルーアの愛撫によがり狂う。

「…イキタイ?…」
ココモはかくかくと首を縦に振る。
カルーアはココモの目を覗く、熱く潤んだ瞳がカルーアを求めている…
「ソウ…イカセテアゲル…」カルーアが呟く…そして口元が僅かに笑みの曲線を描いた。
カルーアは、両手でココモの両肩を掴む。
そして、カルーアはココモに体を擦り寄せる。
ツンと立ったココモの乳首…そこに親指ほどに膨れ上がったカルーアの乳首が触れる。
フニ…「あ…あぁ…」
ココモの口から呻き声が漏れる。 
乳首同士のフレンチ・キス…それが両の乳首に甘い疼きを生み出した。
カルーアはゆっくりと上体を動かす。 小さく円を描いてココモの乳首を、自分の乳首で擦りあげる。
ニュ…ニュニュニュニュ…
音こそしないが、ココモの頭の中では快楽の音色が静かに響く…乳首の擦れ合う音が優しく…優しく…
ふっ…ふうっ…ココモは息を吐く。 快感に胸の奥がキュウッと締め付けられ、たまらない幸福感に心臓が高鳴る。
「いい…幸せ…好きにして…カルーア姐様…」

カルーアの愛撫は、よりリズミカルに、より強く、より深く変わっていく
ジュン…ジン…ジンジンジン…
「あ…いい…いいの…」うっとりとして目を閉じるココモ。
ユッサユッサ…カルーアはココモの頭程もある乳の重みを巧みに使い、円を描いて自分の乳首でココモの可愛い乳輪をなぞる。
ハァ…ハァ…二人の熱い吐息が一つとなり、快楽のリズムで二人の体を揺すぶる。

フニュ…フニュ…チュ…チュル…チュルルル…
ココモの胸が湿ってきた。 汗ではない。 カルーアの乳首から白い『ミルク』が徐々に染み出し、ココモの胸を次第に白く染めているのだ。
アフゥ…ハァ…
だが、カルーアの愛撫に酔っているココモは気がつかない。
ニチャ…ニュルルン…ニュルルン…
ココモの胸は、次第に『ミルク』で濡れ…やがて幾本もの白い筋が褐色の肌に縦じまを作り出す。
『ミルク』の細い流れは、ココモの腹に纏いつきつつ、ズボンの中に流れ込んでいく。
「はぁ…あん…アソコ…暖かい…」
「ここも、足ヲ閉ジテ…」
カルーアに言われるまま、ココモは膝を合わせ、ズボンの付け根に三角のくぼみが出来た。

タラ…タラタラタラ…
『ミルク』はココモのズボンの中へ、そして…ココモの女の証を浸し始めた。
「?…あ…あ…」カルーアに合わせてゆったりと動いていたココモの動きが止まった。 そして腰が細かく震え出す。
「あ…染み込んでくる…アソコから…暖かいものが…上って来る…」
「ウフ…イヤナノ?…」カルーアが聞く。
ココモは首を横に振る。
「いいの…とってもいいの…お腹の中が…暖かくて…あ…胸が熱い…」
そう言って、ココモは両手で自分の胸の周りをいじり出した。
下から乳房を持ち上げるようにして、人差し指で乳首を弄る…
はぁ…はぁ… 熱い息を吐いて、浸っている快感の深さをカルーアに伝える。
カルーアはココモから体を放した。 しかし、その両乳首からは依然として白い『ミルク』がタラタラと流れ、ココモの臍の辺りに注がれつづける。
「フフ…気ニ入ッタ? サア…イッパイオ上ガリ…」
タラタラ…タラタラ…『ミルク』は途切れることなくココモのズボンに流れ込む…しかし、ズボンの裾からも、腰周りからも、それが溢れ出る気配は無い。
「はあ…あはぁ…腰が…体が…熱い…痺れる…」ココモの上体がユラユラと不規則に揺れる。 
腰が熱くたまらない…頭が真っ白になる。
「う…あ…あーっ!!…」
一声高く鳴いて、ココモは絶頂に達した。 
そして、熱い塊がはじけ体に染みこんで来るのを感じた…

「はぁ…はぁ…」ココモは絶頂の余韻に浸る。
「ヨカッタミタイネ…」
「うん…凄くよくて…まだ、いいの…あ…」
カルーアに応えながら、ココモはまだ終わっていないのに気がついた。
腰の辺りに感じた暖かく心地よい何かは、さざなみのようにまだココモの中に広がり続けていた。
「ふあ…いいわぁ…あん…」
彼女は自分の臍の下がゆっくり収縮し始めたのを感じた。 
ゴボッ…ズズーッ…ズズーッ…ココモのズボンの中で奇怪な音が響く。 それは、ココモの秘所が『ミルク』を飲み干しているかのようであった…彼女の意思に関係なく…
「ありぇ…変…」頭がボーッとしてきた。 心地よさは後から後から体を満たしていく。
力が抜け、腕がだるくなり膝の上に手が滑り落ちた。
(はぁ…いいのぉ…)
かくんと頭が倒れ、自分のお腹が目に入る。
「あら…?」
ココモの腹を流れる『ミルク』白い筋が次第に太く…いや、違う。 ココモの下腹から上にかけて、肌そのものの色が変わっていく。
最初は細く、次第に太く…白い蔦が一本、二本と這い登る…それは絡まり、白い網模様となり…やがて白地に茶色の水玉に…
「あら…あたしの肌が…白く…」そういうココモの声に驚きは無い。 まるで他人事のようだ。
白い筋は胸に纏いつき、肩に上り、腕に絡みつく…そして…
「?…あら…」
ココモの両手が、今度こそ意志あるもののように動き、彼女の胸に…
サワリ…(!…)
ココモは激しく仰け反った。 乳首が熱く痺れ、胸の奥が引き絞られるような感覚に囚われたのだ。
クリュ…クニクニクニ…(あ…あ…)
両手は激しく動き、指が両乳を走り回る。 その動きに導かれ、褐色の果実に白い蛇が縦横無尽に絡みつく。
(ああ…これも…いい…)
”キモチイイデショ…”
(うん…いい…)
声はココモの心に語りかけ、ココモの反応を確かめ、そしてココモを優しく包み込む…
(いい…いく…いく…)
”イイノ…イイノヨ…イッテ…”
(いく…いク…イく…イッチャウ!!…)
ココモの胸が熱く膨らみ、体を甘く熱い感覚が満たす。 たまらない充実感に支配され、そした熱い衝撃が体の隅々まで走った。
「い…イクゥー!…」
再び絶頂に達し、ココモは全身を硬直させてその感覚に酔いしれた。

…そして、硬直しきったココモの体がみるみる白く染まっていく。 大きく見開いたココモの目が白く濁っていき、瞳が見えなくなる。 
その中で、胸だけが小刻みに震え、少しずつ膨らんでいく。 小ぶりだったそれは、出産直後の母親ほどに膨らみ、そこで止まった。
胸が膨らみきると、ココモの硬直が解けた。
全身の力を抜いて、大きく息を吐く。
「フゥ…」
「ここも…ドウ?」
カルーアの問いに、ココモがカルーアを見て、ニマーッと笑う。
「ウフ…ウフフ…クスクスクス…ナニカ…楽シイ…スゴク…楽シイノ…」
「フフ…」カルーアも笑い返す。

カルーアは、茂みを指して言う「かいぜるガ、マダ残ッテイルワ」
ココモは再び笑い返し、立ち上がるとズボンを脱ぎ捨て、一糸纏わぬ姿になる。
その体はミルクの色に染まり、もはやカルーア達と同じ『白い女』となっていた。
歩み去るココモにカルーアが聞く
「ここも。 隊ヲ変ワッタノ?」
「イイエ。 隊長ハ『おるばん』ヨ…」そう言ってココモは茂みの向こうに消えた。
すぐに女達の嬌声が3人分になる。
カルーアは、ココモの胴衣、剣、ズボンを拾い上げ地面に並べながら呟いた。
「おるばん…貴方ガ来タノネ…コンナニ早ク…」

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