ミルク
８．悪夢の始まり
クク…ピクン…ビクッ…ビクッ…
「うっ…ああっ…ああ…」
樵のイチモツは、別の生き物のように身をくねらせる。 それはその持ち主に、己を捕らえている肉の筒の形を余すことなく伝える。
（柔らけぇ…引き込まれるみてぇだ…こんなのが…）
ニチュ…ジュル…ジュルル…ジュルル…
「フゥ…カタイ…アン…熱イ…」
娘の秘所は二つ目の口のように樵自身を咥えすすり、その硬さと熱さを存分に味わっているようだ。
「ああ…吸われる？…いい…うぅ…」
樵はイチモツの芯が熱く痺れていく感覚に囚われた。 途端に腰の辺りに冷たいとも熱いともつかぬものが生まれ…体を満たしていく。
「あ…ああ…」
亀頭まで痺れが達した。 もう止まらない。 樵は快楽に身を委ねる。
こみ上げてくる熱い快感に男根が激しく脈打ち…ついに熱いミルクを吐き出す。
ビクビクビクビクッ、ジュン…ジュジュー、ジュジュー、ジュジュー…
「おおぅっ！」「キャウン！」
鈴口を激しく震わせ、熱い迸りが娘を内側から叩く。 熱い感覚が二人に歓喜の声を上げさせる。
ジュージュジュッ、ジュージュジュッ…
「あ…ああ…」「ハァ…」異様に長く続く射精…二人はそれに酔いしれる。
ジューッ…チュロ…
全てを搾り出そうかというように、精の袋が硬く小さく縮こまった。
樵は硬直するほどの強烈な快感から開放されて大きく深呼吸する。
「はぁ…よかった…」
樵は荒い息をつく。 何度出したか覚えていない。 ごっそり体の中身を持っていかれたような脱力感がある。
「…ハァ…モゥオシマイナノォ？…」
娘は樵の腰に跨ったまま聞く。 物足りない様子だ。
「お…おぅ…もう何も…こりゃ、お…おめぇの『ミルク』の効き目けぇ…」
「ウン…ネ、ヨカッタデショ？ トッテモ」
「おお…よかったけど…これ以上だしたら…へへ…俺がなくなってしまいそうだ…」
そう言って樵は娘の腋に手を掛けて自分の上から降ろそうとした。
が、娘は樵の手を拒み、彼の毛皮の上っ張りに手を差し入れた。
「おい、ほんとにこれ以上は…」
「ウフ…出サナケレバイインデショ…」
そう言って娘は樵の上着の前をはだけて、逞しい胸を露にする。
「？…お…」
娘は、樵の胸にほお擦りをする。
「アア…逞シイ…」
そして、樵の乳首を舌先で捕らえた…
チョ…レロ…ツンツンツン…
娘は樵の乳首を吸い、舌先を尖らせとそれを刺激する。
「おぅ…こら悪戯するな」樵は苦笑する。
ツンツン…ツン…
最初はくすぐったく、やがて気色がよくなって乳首が立ってくる。
「は…」樵がため息を漏らす。（うむ…こういうのも…はぁ…ええ…気持ち…）
樵の目が潤んで来る。 もっとも出し尽くしたイチモツは、時折ひくつくもの、とても「もう一戦」という状態ではなさそうだ。
チュク…チュク…娘の唇は樵の胸を這い回り、その舌先が乳首をえぐる…
快感の余韻とあいまって、胸の奥まで甘い疼きで満ちていくようだ…たまらなく心地よい…
樵の腕から力が抜け、娘のされるがままになり…今度は軽く娘を抱く。
娘が上目遣いに樵を伺うと、彼は呆けたような表情で娘の愛撫に浸っていた。
「クス…オジチャマ…」
「ん？…」
娘は樵の背中に手を回し、抱きついてきた。
ムチュゥゥゥゥ…柔らかくふくよかな乳房が、胸板に密着し溶け合うように広がっていく。
（あぁ…ええなぁ…柔らかい…）
娘はそのまま円を描くように胸を擦り付ける。
フニュゥゥ…
「はぁぁ…」「気持チイイ？」「ああ…」うっとりと応える樵。
娘は軽く微笑み、大きく動き始める。
ニュムン…ニュムン…ニュムン…
クン…クン…クン…クン…
二人の乳首が柔らかく擦れあい、樵の頭の中で快楽の音楽となって響く…
（はぇ…これはまた…）
ハァ…ハァ…ふぅ…ふぅ…
二人は互いに熱い息を交わして胸をすり合わせ続ける…
「ンフ…ン…」
娘は一度動きを止め、樵の体を押し離そうとする。
「ほ？…お…あ…」
娘の乳房は、糊で貼り付けたように樵の胸に張り付いていた。 娘がはかまわず引き剥がしていくと…
ムチュ…チュゥゥゥゥゥ…
「！…！…」
娘の乳が周りからゆっくりと剥がれていく…樵の胸板に甘い疼きを残しながら…
チュゥゥゥゥゥ…
娘の乳首が樵の乳首に強く吸い付き離れようとしない。 さらに力を入れる。
チュポッ！…「ひぃ！」
乳首が離れる瞬間、いっそう強く甘い衝撃が樵の胸を揺すぶった…
「…いがった…」ボーッとする樵…
「今ノ気ニ入ッタ？…モット…シマショ…」
「はへぇぇ…へ？…ああ…」
樵は空ろな目をして、今度は自分から娘を抱き寄せる…白く丸い跡のついた自分の胸に…
再び娘の乳房が自分の胸に吸い付いてくる。
ムニュン…ムニュン…
胸から甘いものが染み込んでくるようだ…
ニュムン…ニュパン…ニュムン…ニュパン…
泉の辺で奇妙な音が響き、樵と娘は互いの胸を摺り合せ、乳房で交わり続ける。
性器の結合が腰から満ちる体の快楽ならば、乳房の結合は心に満ちる魂に溢れる快楽…
（ええ…ええ…ああ…おっぱい…おっぱい…）
樵の頭の中
「オジチャン…ドゥ？」
「はへぇぇ…はぁぁ…おっぱいが…ええ…」
「アハァ…ウレシイ♪…キャン！？…」
娘が声を上げた。 体の奥に熱いものを感じたのだ。
「ウフ…モウ出ナインジャナカッタ？」
「あえ？…そうだったっけ…ああ…ええ…ええ…」
ジュー…ジュー…樵のイチモツが震えながら、再び熱いミルクを吐き出し始めていた。
「アン…熱イ…熱クテオイシイ…」
「はうう…ええ…胸がええ…×××もええ…たまらん…」
二人は硬く抱きあい、胸をすり合わせて腰を揺する。
「オジチャン…好キ…来テ…出シテ…」
「出るぞぇ…いくらでも…」
うわ言のように言う樵の目が、ドロンと曇っていく…白く…
ジュップ…ジュップ…ジュップ…二人の胸の間から白い液体が筋をなし、辺りを濃密なミルクの香りで包み込んでいく。
濡れた卑猥な音と共に、服のそこかしこから見えている樵の体に絡みつくように白い筋が走り…次第に太くなって樵の体を覆っていく…
「ああ…ええ気持ちだ…なんも心配ねぇ…」
「オジチャン…アタシ…欲シイ…オジチャンノ全テガ…」
「やる…全部…ああ…わしは…お前のもん…ええ…ヘゲ…」
樵の言葉から明瞭さが欠けていき…やがて言葉が聞き取れなくなる…それでも二人は動きを止めず…
ジュルリ…ジュルン…
やがて、濡れた布を引きずるようなひときわ大きな音が響いた。
ハァ…ハァ…
娘は荒い息を吐いてペタンと地面に座り込んでいる。
彼女の下に樵の姿はない。 樵の着ていた衣服だけが、人の形に横たえられている…ぐっしょりと白いミルクに濡れて。
ハァ…
娘はすぅと立ち上がる。
すらりとした足、ふっくらとした尻、樵に負ぶさった時には１０歳の女の子ほどだった体は娘から若い女へと成長していた。 そして…
トッ…ブルン…
胸元で重々しく揺れる白い果実…樵と交わり始めた時よりさらに三回り程も大きくなっていた。 多少グロテスクなほどに。
「重イ…」僅かに渋面になる。
ガササ…草の揺れる音がして木の陰から別の白い裸の女が現れた。
「かるーあ…母様？」
「しぇーきぃ」
それはカルーアだった、続いて二人の白い裸の女の子が姿を現す。
「しぇーきぃバッカリ…アタシモ欲シイ」「アタシモ…」
先程までのシェーキィと同じぐらいの小さな女の子二人が不満そうに口を尖らす。
それは昨夜、馬屋で泣いていた『商品』の女の子達だった。
カルーアは二人の女の子を宥める。
「あいしぁ、ぱふぃ。 ホラ聞コエルデショ」
カルーアの言葉に、女の子達が耳を済ます。
− おーい、ダゴルー… −
− そろそろ飯にすんべー…どこさ行っただー −
「ホラ…丁度二人イル…」
「ホント」「デモ、ドウヤッテ？」
「コレコレ。 自分考エナサイ」
カルーアに言われ、二人の女の子は互いに頷くと声のしたほうにトコトコかけて行った。
後にはカルーアとシェーキィが残った。
と、ゴポ…と泉で水音がした。
「アラ？ アア、アノ子」シェーキィが泉を見て納得したように頷く。
「しぇーきぃ。 余分ヲアノ子ニ」
そう言ってカルーアはシェーキィを泉の法に押しやった。
シェーキィがジャブジャブと泉の中に入っていく。
やがてシェーキィは腰まで水に使ったまま悶え始めた。
アハ…アン…
悶えるシェーキィを中心に波紋が広がり、やがて泉の水が白く濁っていく…
「フフ…」それを見てカルーアが軽く笑う…
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