紫陽花

26.真紀と岩鉄


チュ…
鈴口に微かな温かみ…真紀の『妖花』が口付けてきた…と…
チュブ…チュウチュウ…
陰唇…そこが本物の唇のように亀頭を吸う…
ビクッ…ビクッ…
「うっ…う…う…」
思わぬ攻撃に岩鉄の男根は振るえ、快感に身を硬くする。
そして、岩鉄は呻き声が上げる。

「フフッ…」
真紀は秘所で軽く亀頭を咥えたまま、器用に腰を揺する。
ピチャ…ピチャ…
女陰によるフェラチオ…というのも矛盾しているが…そうやって真紀は少しずつ岩鉄を咥え込んでいく…

ジュプ…ジュプ…『妖花』は花びらら蠢かし、亀頭がの上を滑り…カリに絡みつく…
「うっ…ううっ…」
キュウ…キュウ…陰嚢が縮まり…熱い塊に変わっていく。
岩鉄の体がピクピク痙攣し、男根がビクビクと蠕動する。
「アン…ソレ…好キ…」真紀が軽くため息を漏らした。
そのまま動きを止め、岩鉄の男根を楽しんむ…

やがて、真紀はじわじわと腰を落としだす。
ニュチュ…ニュチュ…
真紀の秘所はトロトロと愛液を際限なく流す。
それは、岩鉄のイチモツを伝い、男の茂みに蓄えられ…睾丸を包み込む。
「お…いい…ぞ…いい…ぞ…」
壊れた機械のようにつぶやく岩鉄…
少女の体温を残した暖かな愛液は、生き物のように睾丸を包み込む。
そして睾丸の外からじんわりとしみこんで来て…中身を蕩けさせていくように心地よい…
「フフ…暖カイデショウ…蕩ケルデショウ…」
「ああ…蕩ける…」掠れた声で岩鉄が答える。
「準備イイ?…ソレジャ…」

『妖花』がピチャピチャと蠢き、岩鉄のイチモツを呑み込み始めた。
肉の花びらが蠢き、陰茎に纏わりつくのがわかる…
エラが…真紀の肉襞を一つ…また一つ弾き…お返しとばかりに亀頭を舐めあげ…しゃぶり尽くそうとする…
岩鉄の脳裏に、妖しく蠢く真紀の『形』が刻み込まれ…熱い快楽が体を満たす。
ビクッ…ビクッ…岩鉄の体が震え…「かっ…かっ…」意味のない言葉が口から漏れる。

ズッ…
亀頭が何かに突き当たった。
ついたのだ、真紀の奥に。
そして…
キュウウウ…陰茎を膣がきつく締め付ける…あたかも獲物を逃がさないかのように。

「ウフ…オジサマ…イラッシャイ…」
チ…亀頭に柔らかな感触…
ニュルル…ヌチャ…ヌチャヌチャヌチャ…
「お…おお…」
亀頭を何か柔らかい物が這い回る…何かを探すように…
ヌ…ヌ…ヌヌヌヌヌヌ…「!」
張り出したエラ…そのくびれに…細い物が巻きつく感触…
強く…弱く…絡み…その先端が裏筋をなぞる。
ヒック…ヒック…亀頭が歓喜に震え…
ヌルヌルと愛液にまみれ…脈打つ…

ズッ…ズズッ…
「アッ…」「おっ…」
岩鉄の男根が真紀の奥底…いやらしく蠢くもの達をかき分けて、柔壁を擦りあげる…子犬が主人に甘えるように…
ズチュ…ズチュ…
その動きに応え、無数のナメクジが亀頭に絡みつくような感触…それが一斉に蠢く
チュ…チュ…ル…「ひ…」
鈴口に細い物が触り…ヌルリと尿道を舐め上げる…裏筋を…皺を…余すことなく愛撫する…
「く…く…」
その快感は、男根を伝って体の中に染み込んで行き…出口を求めて体の中で暴れる熱いうねりと混ざり合う…

”…おいで…”
ズ…クンッ…「ぐっ…」
睾丸が脈打つのがわかる…
”…おいで…こっちよ…”
ズキッ…ズキッ…脈打つ…イチモツが…睾丸…腰全体が…
体の中を渦を巻いていた快感が…ゆるりと鎌首をもたげ…出口を求める『蛇』と化した。

『蛇』はゆるゆると這いずり、誘われるまま男根を目指し…
ズ…ズズッ…ズズズズ…
「!…!…」
ヌラヌラしたものが内から睾丸を擦りあげる…睾丸を直接愛撫されているような錯覚に陥る。
そして…ニュル…ニュ…ニュ…ニュ…
陰茎の中が心地よい…冷たい『蛇』が上っていく感触……
ズクッ…ズクッ…ズクッ…
内からは『蛇』に、外からは真紀の『妖花』に責められ…男根が…快感で冷たく固まる…コチコチに…

岩鉄が目をむく。
『蛇』が亀頭まできた…内から押し広げられる感覚、亀頭がヒクヒクと動きだし…冷たさがみるみる熱く痺れる快感に変わり、灼熱の射精感で全身が満たされる。
「うあ…あ…あ…あ…で…る…」「ハ…ア…」
チュ…ル…ニュ…ニュク…ニュク…ニュク…ニュル…ヒック…ヒック…
鈴口を押し広げ、何かが出て行く…ゆっくりと…
ギュウ…ビクビクビク…
陰嚢が縮み、身悶えする。
普通なら直ぐに終わりが来る筈が…止まらない…

真紀がその動きに合わせて腰を揺する。
「アア…熱イ…ソウヨ…モット…モット…オイデ…」
ジュル…ジュル…『蛇』が濡れた音を立て、鈴口を押し広げて這い出て行く…真紀の『妖花』の奥底…『紫陽花』の娘達の本性が渦巻く魔性の洞に…

ニュル…ニュル…クル…クル…
『蛇』が…柔らかく絡めとられる感触…それを岩鉄ははっきり感じた…そして…
トロ…トロ…ドロリ…トロー…
「!…!…」
溶けて行く…真紀に誘われ、体の中から出て行った裏切り者達が…蕩けて…真紀に吸われる感触…
岩鉄は一瞬抵抗し…屈服する…
ジュ…ジュク…ジュクン…ドクン…
体が内から蕩ける…蕩けて出て行き…そこで再び蕩かされて、柔らかな少女の体に吸い取られて行く…
「吸われる…蕩ける…喰われる…あは…あははは…いい…いい…」
「イイデショ…モット…モットチョウダイ…真紀ニチョウダイ…」
そう言って、真紀はさらに腰を押し付けてくる…
岩鉄の人並みはずれて太く長い男根は、少女の膣に納まりきらず、大半が露出してビクビクと震えている。
それが、じりじりと真紀の中に引き込まれて行く…

他の少女達は、静かに岩鉄の体を愛撫して順番を待っていた。
…ハア…ハア…
が、真紀の痴態を見ているうちに息が荒くなっていた。
「ズルイ」「真紀バッカリ」「アタシモ…欲シイ…」
我慢できなくなったのか、思い思いの場所を『妖花』で愛撫し始めた…
ジュプ…ジュプ…
岩鉄は、全身を淫らな花びらが嘗め回し…溶けていく感触に身を任せた…
「ああ…ああ…」
少女と泡の奇怪なオブジェ…それが少しずつ縮んで行く。


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