ハニー・ビー

3-07 責められるルウ


 クララは二人を自分の胸に迎え入れる。

 少年達の顔は、極上のパン種より柔らかい乳房に埋められ、続いて甘酸っぱい匂いが二人の鼻腔に流れ込む。

 「あん……」

 クララの匂いが胸から体に染み渡っていくようだ。 それにつれて体から力が抜け、頭がぼーっとしてくる。

 「ク……ララ……」

 ロンの目が空ろになり、クララに抱かれた体が動かなくなる。

 「それでいいのよロン……そのまま楽にしていなさい」

 クララはロンに囁きかけ、反対側に抱いたルウに注意を向ける。 ルウも体の動きが緩慢になっていたが、意識ははっきりしているようだ。

 「力が……抜ける……」

 呟くルウのおとがいに指をかけ、クララはルウの唇を奪い、舌で犯す。

 ぐふっ……ふあぅ……

 クララの舌は、ネットリとした蜜の味をルウの口に覚えさせた。 するとルウの舌が、彼の意に反してクララの舌に絡みつき、愛撫をおねだりする

 クチュ……クチュ……

 舌が溶けてなくなりそうな甘美な感覚と流し込まれる甘い蜜。 自分からクララを求めそうになる。

 ”ルウ……蜜を飲んで……楽になるわよ……なんにも考えられなくなるから……”

 それでもルウは耐えた、必死に。 


 ジュルン…… クララの舌が押し出され、ルウが呻く。

 「やめて……クララ……」 

 クララの顔から表情が消え、額に生えたワスピーが驚きの声を漏らす。

 ”驚イた……ワスプニ抵抗出来るなんて。 こんな子供が……”

 はぁ……はぁ……

 責めが中断され、ルウは一息ついた。 上気した顔に金髪が濡れて張り付き、随分と色っぽい。

 ”くふふふ……可愛い……”

 ワスピーの目が輝き、続いてクララの顔に表情が戻る。

 「ルウ、夢を見せてあげる。 素敵な夢を」


 クララは、身動きひとつしないロンを草の上に寝かせ、続いて少し離れた所にルウを横たえ、その体に覆いかぶさる。
 「……」
 クララは幼い少年の胸に、豊満な胸を擦り付けた。 柔らかい乳房が少年の胸に吸い付き、欲望に尖った乳首がつつましい子供の乳首に突き

こまれる。

 歯を食いしばるルウにお構いなしに、クララは少年の上で胸を揺らす。

 く……はぁ……

 吸い付く肌の感触が、胸に切ない疼きを呼び起こし、漂う甘酸っぱい匂いはやさしく彼を包み込み、呼吸と共に容赦なく体の中に進入してくる。

 うっく……くはぁ……

 弱々しく涙目で首を振るルウ。 その顔を長いワスプの舌が嘗め回す。

 「ふふ、どこまでがんばれるのかしら」

 冷たい笑みを浮かべたクララの腰が、ルウの腰に密着する。

 「!」

 ヌルヌルした肉の谷を、ルウの股間の物が滑らされている。 気色悪い感触に、股間が固まって震えている。

 気色悪い? そのはずだ……しかし……

 いやっ……いやぁ……

 必死で拒むルウ。 股間が震える。 変だ。 あの、あそこが変だ。

 「ほーら……気持ち良くなって来たんでしょう」

 意地悪いクララの囁きに、ルウは首をブンブン振って否定する。

 「ふふふ……隠しても無駄。 大事なところが変になってきたんでしょう」

 にぃっと笑うクララ。 複眼になった目が悪魔の様にルウを見つめる。

 「ほら……」

 クララが腰を強く押し付けてきた。 ルウのそれ、その先端が熱いモノにくるまれる。

 ヒクッ!

 ひゃっ!?

 ルウの腰が震えた。 何かがこみ上げてくる。 腰が、あの部分がもどかしいて。 どうしようもなく震えている。

 「やだよ……へんだよ……」

 「それでいいのよルウ。 すぐクララの中に入れてあげる。 そうすればルウも抵抗できなくなるはずよ」

 
 クララの股間から、熱い蜜が滴り落ちてルウの腰をベトベトに濡らしている。 クララのそこは、さながら涎を垂らす『女の顎』。 

ルウの幼い男根を、餌食にしようと狙っている。

 クララは一度腰を持ち上げ、ルウの股間に手を添えた。

 「!」

 ルウは一度大きく震え、観念したように目を閉じた。

【<<】【>>】


【ハニービー:目次】

【小説の部屋:トップ】