深き水

6.乳溺


翌日、目がさめた時何も変わっていないような気がした、気分はいい。
首をかしげながら、起きる。昼までごろごろして、大学に出て行く…

夜、彼は帰ってきた。
汗を拭きつつ、買い物を冷蔵庫にしまう、

昨夜の事を考えつつ、同じサイトにアクセスする。日替わりダウンロード・ムービーが変わっている以外おかしな点はない…
”昨夜の事はいったい…”思案する…まとまらない…
”明日来ると言っていた…”不安…しかし女の事を考えていると不思議と不安が消えていく…
結局女を待つ事にする…

”ボウヤ…今日モ楽シミマショウ…”
どこからともなく女の声がする…
「あの…あなたはいったい…」姿の見えない女に問いただす。
”昨夜ハヨカッタデショウ?…私ガ欲シクナイノ?…私ノ腕ノ中ニイラッシャイ…コノ世ノモノデ無イ快楽ヲ味アワセテアゲル…”
声をきくと…体が疼いてたまらない…目に霞がかかったようになっている…頭の中も霞がかかってくる…

振り向けば…昨夜と同じ女がいる…
”オイデ…”女が招く
すっと立ち上がる…誘われるまま女に近寄る…そして乳首に口付ける…乳がタラタラでてくる…
「んく、んく、んく、んく、」
”おいしい…こんなに美味しいものがあったなんて…”目を閉じ無心に飲む…飲みつづける…また頭の中が乳で浸される白くなる…
”ウフフ…オ乳ガ好キ?…”
「はい…とても…」顔には蕩けきった微笑…
”…ジャ…乳ニ溺レサセテアゲル…”
「?」彼は首をかしげる…
女が自分の胸を絞る…乳首から勢い良く乳が迸る…2つの白い線となり彼の頭から降り注ぐ…
彼の体は乳で白く染まる…視界も真っ白になる…
気が付けば浅い乳溜まりにたたずんでいる…次第に彼の周りの乳の水位が上がる…乳の中に沈む…沈んでいく…

白く甘い乳の海の中を漂っている…女が手を捕まえた…水面(乳面?)に引っ張り上げられる…
「ぷはぁ…」幾分正気がもどる…
「ここは…全部お乳?…凄い…暖かい…」
浮いたところはもはや部屋の中ではない…白い水面がどこまでも続く海…甘い香りが漂う…
お湯ほどではないが暖かい…乳の海…女に支えられ漂っている…このままずっと漂っていたくなるようなゆったりしたいい気分…
”ソノママ…待ッテイテ…”
女が手を離し、潜ってしまう…乳なので下が見えない…
「何をするつもりだろう…あ?…」

底が上がってくる?…近くの水面が盛り上がる…白い女…大きい…身長は40mはあろうかという巨人になっている…乳首が自分の肩幅ほどもある…
女は臍のあたりまで乳の海から突き出したところで止まった、下から上がってきたのは白い女の手だった。
女はゆっくり反り返っていく…彼を乗せた手のひらは水平なまま…仰向けで乳の海に浮かぶ巨人の白い女…
手を胸に持ってきて…そっと彼を乳房の上に降ろす…そしてゆっくり沈んでいく…
「うわ…あ…止まった…」
丁度、2つの乳房だけが乳の海に突き出たところまで沈み、止まった…
乳の海に浮かぶ乳房の小島…彼は何の気なしに乳首に腰掛ける…フニャァ…
”アハァ…”「うぁぁぁ…」
裸の尻が触れると、乳首の中央が少し開き彼の尻をくわえ込んだ…
”柔らかい…気色いい…”
乳首は、尻をくわえ込んだまま柔らかくプルプル震える…ジリジリ彼を飲み込んでいく…
恐怖してもおかしくないのだが…立ち込める甘い匂いと尻から腰を包み込む柔らかい感触…何より頭の中は甘い快楽で満ちている…
「あぁぁぁ…呑み込まれる…おっぱいに呑まれちゃう…あぁぁ…いい…もっと…もっと…」
お尻から腰の辺りをフニャフニャしたもので愛撫される…乳首にはまった彼の周りからお乳が染み出してくる…
お尻の穴から暖かいものが入ってきて、お腹から全身に甘く暖かいものが広がる…力が抜けていく…気持ちがいい…
体が揺れると中で体の中で乳がチャプチャプいってるようだ…
頭の中も甘いお乳でいっぱい…

”気分ハドウ?…”
女の声が響く…
「ふにゃぁぁぁ…あはぁ…あぁぁぁ…蕩けそうです…頭の中が溶けていくみたい…」
”ウフフ…イイワ…ソレデイイノヨ…サァ…乳漬ケニシテアゲル…”
「はぁぃ…」”何をされるのか判らない…でも気持ちいいことだけはわかっている…どうなってもいい…”

乳首は器用にフニフニ動き一部広がり…両足を捕らえ足から呑みなおす…
彼の頭は働いていない…しかし体が柔らかな乳首の愛撫に応じて…自分から乳首に呑まれようとする…
乳首からの乳が止まり…ペチャ、ペチャと彼の足を乳首が舐め、それに連れ、彼の足、ふくらはぎと呑み込まれる…
ピタ、プチ、ピタ、プチ、ピタ、プチ、…
「あはぁ?…何…ふくらはぎに…吸い付く…はぁ…くすぐったい…気色いい…」
振り返って乳首の動きを見る…彼を呑み込んでいる乳首の穴、その中には小さめの乳房が一面に並び…乳首が吸盤のように吸い付いては彼の体を内に引き込んでいた…
ピタとすいついて…少し引き…プチと離す…
その感触がくすぐったい…だんだんそれがよくなってくる…
引き込まれるほどに乳首に愛撫される面積が増えてくる…
”イイデショ…ソレ…”
「くすぐったい…もっと…呑んで…呑み込んで…」
ついに腰が呑まれる…
「あはぁ!…そ、そこは…もっと…いい…」
乳首たちが集中時に男根や亀頭に吸い付き…おいで…おいでと誘う…
プチプニプチプニ…ミニ乳首たちの集中攻撃…
「ああだめ…いく…いっちゃう…いく!…」ドック、ドック、ドック、ドック、ドク
「ああ…いっちゃった…」興奮がおさまり…正気に近づく…しかし…
”補充…”
「へ?…!…だ、だめぇ…ああ…そこ…あ…あぁぁぁぁ…はぁ…あはぁぁぁ…」
中で乳首の一つが彼の亀頭に吸い付き、鈴口と乳首がつながる…トロトロトロトロ乳首にから乳が鈴口に流れ込む…
亀頭がヒクヒク喜び、チュクチュクと乳を飲む…乳は尿道から精嚢へ…陰嚢の中が乳で満たされる…甘い乳で…
蕩ける感覚が男性器を支配する…心も…魂も…
”ダメヨ…心ヲ取リ戻シチャ…”
「はぁぃ…すみません…」また心が白く染まる…

乳首が彼を呑み込む作業を再開する…ピチャピチャと体を乳首に舐められながら、無数の乳首の愛撫の中に沈む…溺れていく…
ついに顔だけが乳首から突き出ている状態となる…かなり間抜けな図だが…乳の愛撫に溺れている彼には気にならない…
眼の前に来た柔らかい乳首の縁をくわえ…愛撫する…なめる…すると口の中が甘くなりとても落ち着く…
”フフ…サア…”
ヌルリという感じで頭も乳首に呑まれる…外からは巨大な乳房がプルプル震えているようにしか見えない…

「ふぁぁぁぁぁ…はぁぁぁぁ…」
彼は切なげにうめき続ける、周りの乳首が絶え間なく乳を浴びせ、フニフニ愛撫する…彼の目の前にひときわ大きな乳房があり、その乳首をくわえると…甘い乳がドクドクと…
ゴクゴク飲み続け…周りから乳を浴びせられ…乳首に愛撫され…内と外から乳漬けにされる…
”ソウダ…飲メ…飲メ…乳デ心モ魂モ白クナルマデ…オ前ノ魂ガ私ノ物ニナルマデ…”

彼の体がヒクヒクと蠢く…ペニスのように…ヒクヒクがブルブルになる…そして…
「うはぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
盛大に精を…いや乳を吐き出すペニス…彼の乳首からも乳が…体は真っ白になっている…
ゆっくり眼を開く…微かに緑色に光る目を…
「ハァハァハァ…はぁはぁはぁ…よかった…すごく…」
”アト少シ…明日ニハ…フフオ休ミナサイ…”

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屋根の上で、例の女が室内の様子を探っていた…屋根を通して部屋の中の様子がわかるようだ。
彼はずっと、椅子の前に座って目を閉じていた。最初から最後まで…2度ほど射精したが…
やがて目を開き、冷蔵庫から冷水を取り出し飲む…大量に…そしてベッドに崩れ落ちた…
彼が寝たのを確認し、女は翼を出して去っていく…
「気配が強くなったわね…あの様子だと明日には…」


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