教会[夫人]

5.4夜目


翌朝、夫人は健康そうに見えた…
ファーザーは消耗していた…
「…ファーザー…大丈夫ですか?…」
「大丈夫です…」しかし…から元気もでない…

「ファーザー…せめてものお詫びに今朝の朝食は私が作りましたの…どうか召し上がってください…」
焼き立てのパン、野菜と鶏肉のスープ、目玉焼き、野菜サラダ…
いつもとそう変わらぬが…とてもおいしい…幸せそうに食べるファーザー…うう、シスター・リズの視線が痛い…
和やかな雰囲気…このままずっと…

そして試練の夜が来る…

夜、夫人は寝室で待っていた…。
ファーザーが服を脱ごうとすると、手を貸してくれる…
女の匂いに包まれるファーザー…ふと思う…
”いいなぁ…結婚か…そういえば…”

「あの…いまさらですが…ご結婚は…」
夫人が悲しそうに目を伏せる…シクシク泣き出してしまった…
「す、すみません…いけない事を聞いてしまったようで…」
「いいんです…終わった事ですから…」

そっと口づけをかわす2人…随分慣れてきた…軽く舌を舐めあう…そのまま抱き合ってじっとしている…
お互いの体温が感じられる…トック…トック…トック…心臓の鼓動が聞こえる…
”なんて幸せなんだろう…そうか…この路線でいけばよかったんだ…”
「さあ…」ファーザーがベッドに誘う…
「…うふふふふふ…ファーザー…じらしますのねぇ…」
「ひぇぇぇぇぇ…」もうサキュバス化している…

じたばたするが…ひしと抱きつかれて身動きできない…すりすり…さわさわ…ペロペロ…
立ったまま…さわられ…舐められる…
”胸が…乳首が擦れ合う…立っている…コリコリフニャフニャして…ああ乳首で乳首をせめないで…あへ…”
”腰を振らないで…密着した男根が夫人と自分のお腹の間で転がされて…だ、だめです…”
夫人の腹に擦られて…男根がそそり立つ…このままでは先にいってしまいそうだ…

興奮した夫人の体から妖しい香りが立ち上り…体に染み込んでくるような…
「ねぇ…ファーザー…」
「はい…なんでしょう」ファーザーは頭がぼうっとして…とても素直になっている…
「いっそ…このまま魔王に呪ってもらってファーザーもインキュバスになりませんこと…魔物の夫婦になって地獄の釜番でもしてつつましく暮らすというのは…」
”ああそうだ…新居をたてて…朝ご飯はさわやかに…焼き立てのカエル、毒草とトカゲのスープ、猿の目玉焼き、叫ぶマンドラゴラのサラダ…”
「い、いやだぁー!…」一度に正気にかえる…

このままではいけないと…反撃にでるファーザー…
夫人を情熱的に抱きしめ、口、顔、耳、喉、胸と嵐のようなキス、キス、キス…
「あぁぁぁ…いきなり…ああ…すごい…もっと…ふぁぁ…こ、こんなぁぁ…」
形勢逆転…今度はファーザーが責めに回る…胸を舐め…乳首を甘噛み…手で女陰をなでさすり…クリトリスを責める…
夫人の中から…熱い液体があふれてくる…切なげに息を漏らし…女陰をファーザーの男根に擦り付ける…
ヌルリ…ヌチャリ…夫人のアソコが涎をたらし…ファーザーを舐めしゃぶるよう…
”どう…よいでしょう…おいしい…あなたのもの…さあ…食べてあげる…”
「あぁぁぁ…」今度はファーザーが翻弄される…
「ファーザー…さあ…」
力が抜ける…夫人と抱き合い…擦りあううちに…夫人の中に男根が吸い込まれる…
”熱い…いつにもまして…睾丸が熱い…でそうだ…まだ…まだいくわけには…”
下腹に力を入れ、唇をかんで耐える…夫人がファーザーを捕らえたままディープキス…舌が口を責める、体全体が柔らかくこすれ合う…
夫人の顔も上気している…
「さあ…ファーザー…いって…がまんしないで…ああ…たまらない…ねぇ…」

ギリギリまで夫人の責めを受け流し…一気に攻勢にでる…腰を突く、突く、突き上げる…
「ああん…あん、あん、あん、あぁぁぁぁぁ…」
やった…同時にファーザーの精も迸り…夫人の子宮を直撃する…さらに高く鳴く夫人…「ひぃぃぃぃぃ…」
2人は固く抱き合ったまま硬直し…床に座り込んだ…

呼吸が落ち着いた後、やっとの事でベッドに潜り込み…引き込まれるように眠ってしまった…

…4夜目が終わった…激しかった…

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