教会[夫人]

4.3夜目


翌朝、夫人は顔色が大分良くなっていた。
ファーザーは顔色が多少悪くなった…
「あの、すみません…私の為に…」
「何の…これが私の仕事です…はははは…」

ファーザーは文献を調べていた…夫人のサキュバス化が進んでいるように思えたからだ…
「うーむ、呪いが強力な場合…解呪直前に最も呪いが強くなる事があるのか…ということは、解呪すればするほどサキュバスに近づく…かもしれない…」
ファーザーは頭を抱える…
”誰かに助けを…求められる訳がないし…”
”うかつな責めをすると、一気にサキュバス化するようだし…とにかく注意しないと…私の方がまいってしまう…”

夜、例によって、夜着1枚で待つ夫人、しかし、気のせいか、はかなげな雰囲気が薄らいでいる…
ファーザーが服を脱ぐ間、夫人は頬を赤らめながらも見守っていた。
夫人に近づくと、夫人も顔を近づけてくる唇が重なる…

ファーザーは先手を取って、夫人の女陰に手を伸ばす…
「きゃ…いきなり…ファーザー…」
夫人にサキュバス化の暇を与えまいとややあせる…いきおい、責めが性急になる…
クチュクチュ音を立てて、外陰部をなでさする…クリトリスに指をあてがいクリクリ刺激する…
「あん…だめぇ…そんな…きゃ…いきなり…あはぁ…もっと…うふふ…もっとぉ…」
”い、いかん…サキュバス化する…”さらに責めを急ごうとするが…夫人の方が速い…
ファーザーの頭を両手で捕まえ…自分の股間に押し付ける…
ベチャリ…愛液があふれ…肉襞がビラビラ動く女陰に顔が押しつけられる…
「むぐぅ…ぶはあ…」
「ファーザー…舐めて…あたしを…さぁ…」
是非も無い…夫人の命じるままに女陰を舐める…女陰に舐められる…舌が肉襞にからめとられそう…
2人とも興奮してくる…が、性器を責められている夫人が先にいく…
「あん…あ…あ…あ…あ…いっくぅー…」
”よ…よかった…あれ?…”

夫人がぐすぐす泣き出した…
「ひどいです…一緒にいかないと…愛してもらった事になりません…」
「な、泣かないでください(うう、私の方が泣きたい)…さあ、機嫌を直して…」

夫人をなだめ、あお向けになってもらう。
ファーザーは、そそり立つ己がもので濡れている夫人の女性自身をつつく…つつこうとした…
ファーザーの亀頭が触れると…女陰の肉襞がふわりと亀頭をくわえ込む。
「うぁ!?」「あはぁ…」
今度はファーザーの男性器が女陰に舐めしゃぶられる…
”うぁ…くく…うん…うん…うん…”
ファーザーは、唇をかみしめ快感に耐えつつ腰を深く突きこむ…夫人の中は熱く溶けている…自分のものも熱くなる…芯から溶けていく…
”熱いでしょう…蕩けそうでしょう…蕩けなさい…芯から溶けて…あたしの中においで…”
「あぁぁ…蕩けます…いきます…」
「ファーザー…もっと…おねがい…突いて…突いて…」
夫人と女陰が別の生き物のようだ…一瞬そんな思いがよぎる…
男性器に加えられる刺激が、快感の波となりからだの芯に押し寄せる…そこで体を溶かす熱となる…
”このまま…溶けてしまいたい…サキュバスとなった夫人の中に吸い込まれたい…”
ファーザーは、必死に自分を保ち…突く、突く、突く、
「ファーザー…ファーザー…ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
「溶ける…溶ける…うぁぁぁぁぁぁ…」

やっとのことで、夫人をいかせる…同時に自分も果てる…
「あぁ…ファーザー…素敵でした…ファーザー?…」
”………”
ファーザーは…達した直後に眠っていた。
…3夜目が終わった。

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