教会[夫人]

2.1夜目


その夜、ファーザーの寝室で夫人は薄い夜着1枚の姿で寝台の上に座っていた。
ファーザーが近づくと、恥じらって視線を逸らす。
「どうか…えー…私を信じて…ごほん…」
とは言うものの、ファーザーは夜のムニャムニャの専門家ではない。
とにかく、知っている範囲で夫人を愛する事にする。

ファーザーは静かに服を脱ぐ、思わず顔を覆う夫人。
そっとベッド寝台にのり、夫人を軽く抱き寄せる。
夫人に顔を近づけ、軽く、羽の触れるようなキス。
夫人がピクリと震える。
そっと、夫人の胸に手を当てる…夜着を通しても、重量感のある乳房のしっとりした感触がわかる。
手のひらをそっと乳房に当てる…「あ…」夫人が微かな吐息を漏らす…
柔らかく、揉む…乳房の弾力が伝わって来る…もっと感じたくなりそっと揉み続ける…
モミ、モミ、モミ、モミ、モミ、モミ、モミ、……
夫人の呼吸が速くなってくる、甘い声を上げ始める…
「は…あ…はぁ…あふ…」
夫人の体温が手のひらに伝わってくる…乳の匂いがしてくる…
親指を、乳首にあてがう…ピンと立って押し返してくる…親指の腹で刺激していく…
クニ、クニ、クニ、クニ、クニ、クニ、クニ、クニ、………
チロ…微かに乳が漏れる…親指に暖かいものが染み込むよう…そっと匂いを嗅ぐ…クラクラする…

夫人が顔を赤らめる
「いやですわ…あまり…はしたない女だと…あ…思わせないで…」

そっと、夫人の股間に手をやる…濡れている…触っていると…女陰が蠢き…誘ってくる…
夫人はされるがままになっている…ファーザーの体が自然に動く…もう我慢できない…

そっと、夜着を脱がしてあげる…それだけの事がもどかしい…
夫人をベッドにあお向けにして、ファーザーが覆い被さる。
ファーザーの男根が、直立している…夫人はそれを正視できないでいる…
夫人の女性自身にあてがい、そっと突き入れる…
「!…く…は…」
手の甲を口にあてがい、声を殺す夫人。
ファーザーは、ゆっくり、深く、突く、引く、突く、引く、突く、引く、…
夫人の中は、濡れて脈打ち、竿を捕らえ、中に引き込もうともがく…
ここに…呪いが集中している…そう感じて…”呪いよされ”…と念じながら突く…
しかし…いつのまにか…夫人の…女陰の与える快楽にだけ集中している…
女陰の動きがこう言っている…
”ファーザー感じて…呪いなんか忘れて…溺れなさい…この体に…”
「あ…あぁ…いいです…こんな…勤めが…ああ…もっと…もっと奥にいきたい…あぁ…」
「は…はぁ…来て…来てくださいまし…ファーザー…奥に…ああ…来て!…」
ドックン…ビクン…ドック、トック、トロ…
2人は同時に達する。
そして眠りに引き込まれていく…1夜目が終わった。

【<<】【>>】


【教会:目次】

【小説の部屋:トップ】