教会[ファーザー]

7:女


ファーザーはジェラの女陰を吸う…音がしそうなほどの愛液があふれてくる…それを飲む…蜜のように甘い…
女の蜜…ファーザーを女の世界に誘う…
だが…いつもと違う…甘いものが体に満ちる…でも変わらない…女になれない…
不審と不安が交錯する…
”ジェラ?…”
ジェラは答えない…体を入れ替え…ファーザを起き上がらせ、背後から抱きしめる格好になる…
”?”

ジェラはファーザーの胸をもみ始める…
モミ…フニャ…
”あふぁ…あ?…”
胸が少し膨らむ…気持ちいいというか…心地よい…
モミ…フニャ…モミ…ムク…モミモミ…ムクムク…
揉まれるほどに…胸が膨らんでいく…どこか気だるい心地よさ…ジェラに体を預け、されるがままになっている…
ジェラは意外に真剣な顔で、ファーザーの胸を揉み、つつき、締め付け、形を整えていく…
ジェラに揉まれていると…その部分の力が抜けていく…ジェラの手の動きに合わせて体形が変化していく…
ふと…化け物にされるんじゃなくてよかった…などと考えてしまう…
もしファーザーが知っていれば『エステサロン』という単語が浮かんだかもしれない。

”自分がどうなっていくのか…知りたい…”そう思った…
目の前に…姿見が現れる…夢は便利だ…

足が…手が…腰が…腹が…胸が…ジェラに揉み、こねられて女に近づいていく…
”…何か…違う?…”
胸の形が…豊満なバストなのだが…今までと違う?
”自分(?)と少し違う…でも見慣れた…そうだこれはジェラの胸だ…”
”そうよ…”ジェラが囁く
”これは夢…夢の中のあなたの形は…あなたの心、魂の象徴…だからその形が変わるという事は…”
”ぼくが…ジェラになるということか…”
そのことに…恐怖や驚きを感じない…
”もう、殆どジェラになっているじゃないか…くすくす…”
なんだか、妙に…楽しい…

ジェラに体…いや魂を預け…その心地よさに浸っている…そしてファーザーの心はジェラの心に作り変えられていく…
”でも…性器と顔が男じゃ…不気味…”
もう、体の他の部分は、全てジェラになっている。

”お楽しみは・最後にとっておくもの…じゃあ…”
ジェラの手がファーザーの股間にいやらしく伸びてくる…
”ここが…男の心の象徴…だから…”

”ふにゃああああぁぁぁぁぁ…あはぁぁぁぁぁ…”
おかしな声をあげるファーザー…ジュラの手はクネクネ動いて…ファーザーの男性器を粘土細工のようにこねまわす…
痛くない…それどころか…性器全体がとても気色よい…もっと触って、こねて欲しい…そんな気持ちでいっぱいになる…
”なに…とても変…こんなの初めて…いや…ずっと昔に…感じたような…はぁ…”
”覚えているかしら?…「男」になる直前…どうしていいか知らなかった頃…こんな感じになることがあったはずよ…”
”そう…そうだった…さわると…何か気色いいのに…どうすればいいのか…わからなかった…”
”戻るの…「男」になる前に…そして…「女」に作り直してあげるわ…”

ジェラは、ファーザーの股間…睾丸と竿の間に左手の指の先をあてがい…ゆっくり指を押し込んできた…
ジェラの指が股間に柔らかく潜り込んでいく…それに引っ張られるように…竿が体の中に潜り込んでいく…
亀頭を残して、竿が全て潜ってしまう…ジェラは右手で鈴口をくすぐって動かしている…尿道が移動していく…亀頭のすぐ下に…
亀頭をつまみ、揉みしだいていく…スリスリ…モミモミ…
”はあ…はあ…そ…それは…や、やめ…やめないで…もっとして…”
ツーンとした快感が生まれるが…性器が男と女の中間の状態なのでいく事ができない…絶頂寸前の快感が続いている…
亀頭だったものが…小さく…いや密度が高まっていき…クリトリスになった…
”あぁ…いい…もっと…いじって…”
ジェラの右手が、ファーザーのクリトリスに張り付き…スリスリ撫でつづける…

ジェラは、左手を一度抜き…睾丸をやさしく穴に押し込み始めた…細長い指が器用に動いて…精嚢を穴の奥に押し込む…
奥で何が行われているのか…お腹の中に新しい快感の源ができていくのがわかる…
”あん…なに…なんなのぉ…暖かいの…とってもいいのぉ…”
体の中に子宮が、膣が作られていく…女にさせられていく…その感覚に酔っている…
何度か味わったはずだった…でも新鮮な快感…

ジェラは、ゆっくり指を引き出しながら…膣の中に肉襞を作っていく…
最後に…穴の周りを女陰の形に整形していく…
ファーザーの心は女として完成し…女の喜びに打ち震える…
”あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!…はぁ…はぁ…はぁ…ジェラァ…”
”これであなたは完全に女よ…そして…”

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