教会[ファーザー]

3:レズ


ファーザーは、夢の中で女になっている自分に気づく…不思議な…女になった自分を外から眺めている感覚…
豊かなバスト…くびれたウェスト…たっぷりとしたヒップ…ファーザーは男にしては線が細く美形だったが、今のファーザー(?)はかなりの美女だ。
そして、そばにジェラがいる…美青年になったジェラが!…
”いや…いやぁ!…男にされるのは…絶対にいや!…”
ファーザーの心は男だった…男との×××には嫌悪しかない…これで抵抗できる…

”あら、いいのに…じゃ、女同士のよさを教えてあげる…”
そう言って、ジェラは女になり、夢の中でファーザー(女)に背後から絡みつく…体が自由にならない…ジェラの思い通りになる…
ファーザーは両膝をつき、股間を広げて座っている…両手が何かで上に引っ張られる…
ジェラは背後から抱きついてきて、ファーザーの両脇から手を伸ばしファーザーの股間をいやらしくまさぐる…
”は…はぁぁぁ…ああ…何なの…”
女にされて、しかも女の夢魔に犯されるという異様な状況に興奮してしまう…その上始めての「女」としての快感…
ファーザーは抵抗するどころか夢中になってしまう…あっさり理性を失う…

ジェラは、右手でアヌスと女陰の間に触れ、じりじり引きながら、外陰部の外と内をまさぐっていく…
”いいわ…そこ…もっと…触って…いいの…すごくいいの…”ジェラに甘えるファーザー…
中指が、クリトリスを探し当て、軽く摩擦する…
”!…やん…いや…”
”うふ…いやなんだ…”ジェラが耳元で意地悪く囁く…
”…いや…やめちゃいや…おねがい…もっとしてぇ…”
ファーザーは、もう自分が何を言っているのか理解できない…ひたすら快楽を貪るだけの「女」になる…

ジェラは妖艶に笑う…ファーザーのクリトリスと女陰を妖しく、的確に責めていく…
ファーザーの股間…女性の部分が深い喜びを伝えてくる…体を満たしていた甘い感覚がねっとりしたものになる…
こみ上げてくるものが…背筋を登って来る…登りながら強く激しく…そして脳天を直撃する…頭の中が真っ白になる…
”ああああああああああ!…”
そして…夢の中で失神する…女性の絶頂感は…ファーザーの心に焼きついた…

ジェラは失神したファーザーを横たえやさしく愛撫する…夢の中で…そして囁く…
”ファーザー…良かったでしょう…でも…やさしくされるほうが…満たされるのよ…”
ジェラの言うとおり…夢の中で夢うつつ…というのも変だが…ファーザーの心は女の快感の余韻で無防備になっている…
そこに…ジェラのやさしい愛撫と…ジェラの言葉が染み込む…染み込む…
”ジェラ…それ好き…”
”今日は…ここまで…ファーザー…明日はもっと…”

ファーザーの眠りが深くなる…夢魔に弄ばれたはずなのに…とても満たされている…幸せな気持ちで…意識が薄れていく…

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