黒のミストレス

7:ルーイの本性


「ルーイ…性器になりたいのですか?…ではそうしてあげましょう…」

ミストレスの女陰の両側から淫肉が大きく広がり、2枚のたて向きの舌のような形となる。

ヌラヌラ光るそれが、ルーイを大きく包み込みそのままウニウニ蠢いている。

「うわぁ?…ああ…うおぉぉぉぉ…もごもごもご…」


ルーイの体が変わっていく、両手が体にくっつく、足が一つに、あご、後頭部がだらしなく広がる、髪の毛が抜け落ち、

顔面が溶けていく。

ミストレスの淫肉に包まれるうち、ルーイの体は等身大の男根に変わってしまった…

「もごもごもご…」(な…なにが…ああ体がペニスになったのか…ミストレス様…さあ私を飲み込んでください。)


ペニスと化したルーイは頭…亀頭を下げミストレスの女陰に触れる。

女陰の周りの肉舌が亀頭の周りを捕らえベチャベチャ舐め上げる。

亀頭がヒクヒクして喜んでいる。

そのままカリに巻き付き、ジリッ、ジリッと飲み込み始めた。

「!」ルーイは言葉が出せない。亀頭(あごから後頭部)を刺激されお腹の辺りにこみ上げる物がある。

鈴口は文字通り口だ、目はなくなっているのに周りで起きている事を感じる…

巨大なペニスが巨大なヴァギナとせめぎあう、狂気のSEX…

ルーイ・ペニスは、ミストレスの中にジリジリ呑み込まれていく…

「ルーイ…あさましい姿になったこと…うふふ…あなたの本質そのものだわ…おいで…奥へ…もっと…もっと…」


ミストレスの膣の中の肉襞から突起が何本か伸び、それが肉色の腕となる。

一抱えもある巨大なペニスを何本もの腕がなでさする。

「もごもご」

ルーイが喜んでいる…もはや人の心を無くし欲望そのままでしかないのか…

鈴口を、裏筋を、亀頭に縦に走る皺を、肉の腕が掴み、カリカリ爪を立て引っかく。

その度に、ルーイの体に新たな痺れが走り、快楽となって、ルーイの芯にたまっていく…

そして、じりじりとルーイは膣の奥に飲み込まれていく…

膣の奥のザラザラとした部分にルーイが達しすると、肉襞がうねうね動き、ザラリとした感覚を亀頭に与え続ける。

快感を受ける面積がとてつもなく大きい…ルーイの快感は想像を絶するものとなる。

”ひい、ひぃ…す、凄い…痺れる…ああ…もっと…もっと…ミストレス…”

”ほほ…なんと醜い…恥知らずな男…さあ、熱い快感で固まりなさい…固まるのよ…そして魂を吐き出しなさい…”

ミストレスの言うように、体全体に加わる痺れるような快感は、ルーイの芯に染み込み続け、そこで熱い快感の痺れ

の塊となる。

この塊が徐々に大きくなるにつれ、ルーイの体は固く膨らみきっていく…

ルーイはピクピク痙攣し続け、亀頭はブルブル震え、膣壁をこすり続ける。

鈴口にはツーンとした快感が集まり、今にも出してしまいそうだ。

”いい…いい…熱い…熱く固まる…固まるぅ…こみ上げてくる…もう出したい…たまらない…”

ルーイの体は痺れる快感に包まれっぱなしで、心から熱いものがこみ上げてきていた、間もなく口から射精してしまう

だろう。

そうなりたい…ルーイは心からそう思う。


ビクン、ビクン、ビクン、ビクン、ビクン、ルーイの体が一段と強烈に痙攣し始めた。

”来る…でる…げはっ…げほげほげぼ…”

ルーイの意識は強烈な快感に包まれ、恍惚の中、口から大量の精液を吐き出す…

普通、男性器のみで感じる快感を体全体で強烈に感じる…

”あぁぁぁぁぁぁ…ひぃぃぃぃ…ひぃぃぃぃ…ひぃぃぃぃ…”

もはやルーイは正気を無くしていた。


………………


ガチャン…

ルーイの魂が砕ける。

ルーイは、椅子に座ったミストレスに深く腰をつき込んでいる。

2人とも普通のサイズ、普通の人間の姿だ…

先ほどまでの光景…ルーイの体験したものはいったい?


「ルーイ…なんともあなたらしい姿…はぁ?…」

ミストレスのが眉をしかめる。

崩れ落ちてくるルーイを手で突き飛ばす。

ルーイは歓喜の表情を張り付かせ、ヒクヒク痙攣しながらあお向けに倒れる。

ミストレスは股間に手をやり、ルーイの魂を摘み上げる。

ルーイの魂は5mmほどの赤い玉であった。


ミストレスは不機嫌そうだ。

「これほど手間をかけさせながら、なんと魂の小さい男なの…」

そして、口に含み、ガリッ「ギャアアアアアアア……」

ルーイの魂が砕かれ、悲鳴を上げた。


ずっと顔を伏せていたシンシアが涙を流す。

何が起きたか理解できない、しかしルーイの悲鳴から恐ろしい事が起きたのを察していた。

「ルーイ…なんてことを…龍之信様…助けて…」


ミストレスはメイドにルーイの体を片付けさせる。

そして…「シンシア」

シンシアがビクリと体を震わせ、顔を上げてミストレスを見る。

「次は…あなたよ…」ミストレスが微笑む。

シンシアは恐怖に顔を歪め首を横に激しく振る…


【<<】【>>】


【黒のミストレス:目次】

【小説の部屋:トップ】