黒のミストレス

3:ダストン


「ふー」

ダストンは息を吐いた、彼は召使用部屋を宛がわれていたが、身分のある世界では当然である。

食事も別であったが、新鮮な材料のものであった為不満はない、むしろ上等な食事であった。

できれば、強い酒でも欲しいところであったが、明日も馬車を走らせねばならない、ワインで我慢するしかない。


蝋燭を吹き消し、固めのベッドに横になると、疲れていたためすぐにまぶたが閉じる。

夢も見ぬ深い眠りに引き込まれていく…


カチャリ、かすかな音がして、ダストンの部屋の扉が開く…


ペチャリ

かすかな音がする。

ピチャ、ヌチャ、ミチャ…

濡れる音、自分の体のあちこちに、暖かい濡れた物がさわっている。

ダストンはそう認識する、ゆっくり眼を開く。

目の前が白い…朝…にしては…体が重い…目の前で白いものが動いている…

手を動かそうとするが、柔らかなものが押さえつけている。

ヌラリ、竿の感覚が鋭敏になる。でかいナメクジが股間を這いまわっているようだ…


ようやく頭がはっきりしてくる、目の前で動いているのがショーツを履いた女の尻であると分かる、事態が理解できない。

?「気がつきましたか…うふふ…」聞きなれない声だ。

「誰だ!」

「私はミストレス…」

「ミストレス…ミストレス!…申し訳ありません、このような破廉恥な姿で…只今…」

「よろしいのです…私がやらせているのです…」

「は?…」

「私が皆に命じてあなたを歓待していのです…」

頭が真っ白になる…歓待?…男としてはうれしいが…いやそういう問題ではない…

とにかく体を起こそうとするが、体の上に服を着たままのメイドの1人が乗って、自分の物を丹念に舐め上げている。

見えないが、他にも手や足を抑えているものもいるようだ。


跳ね除ける事もできない。

メイドはダストンの竿を上から下、舌から上と唇ではさむようにして舐め上げている。

「おい…やめろ…ああ…頼む…やめ…ないで…」

竿に柔らかにな舌と唇の感触がいったり来たりしている。

唇がふわりとはさみ、裏筋をツッーとなめ、行き、戻り、行く…

目の前で、ショーツを通しても女のものがヒクヒクいやらしくうごめいているのがわかる。

求めているようでありどうしようか考えているうち、竿がどんどん張り詰めていく。


メイドの責めが袋に移る、ぱくりとくわえ込み、きゅうっと吸い上げる。

「うわあっ!?」強い刺激に声が出る。

構わずペロペロ、コロコロ、キュッキュッと吸い転がし続けている。

睾丸に熱い物がたまってくる、こんな丁寧な扱いを受けたのは初めてだ…

竿がピクピクし始めると、メイドは亀頭をくわえ込み、亀頭を吸い始めた。

ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、ズズズズッと卑猥な音が響き、振動が亀頭に痺れるような快感を加える。

「で、出ます!」叫ぶように言うダストン。

ダストンの男根がビクビクしながら出すものを、メイドが飲んでいく。

ダストンの力が抜けてぐったりする。

奉仕していたメイドがダストンの上から降り、ミストレスに一礼しどこかに行く。


ダストンは初めて自分がどこか見知らぬ場所にいる事に気が付いた。

薄暗く、周りが見えない、寝台は自分が寝ていたものと違う、かなり上等なものだ。

ダストンの手足をメイドたちが抑えているのに気が付く。

とりあえず、呼吸を整える。

「ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、…」


ミストレスは椅子から立ち上がり、ダストンに近づいてくる。

「ほほ…ダストン…今度は私が歓迎いたしましょう…」

「お、奥様、いくらなんでもそれはなりません…それだけは…」

「何を言うのです、大切なお客様を歓迎するのは主人のつとめ…」


白い裸身が闇の中を近寄ってくる。

ダストンは立ち上がろうとするが、先ほどまでの責めで力が入らない。

あお向けのまま、うわ言のように呟きつづける。

「だめです、奥様…奥様…」

口では拒絶しているが、表情には幾分期待している様子が見て取れる。


ミストレスは、ダストンの横たえられている寝台に横ずわりする。

そして、両手を自身の股間にあてがう、「あ…はあっ…」熱い吐息を漏らし身をくねらせる。


白い両手が何かをすくい上げる。

それを、ダストンの股間にそそり立つ物の上にもって来て、ゆっくり手を返していく。

トロリとしたものがダストンの股間に流れ落ち、ダストンの物を包み込んでいく。

「うわっ!?、こ、これは…ああ…***が暖かい…いい…なんでしょう…これは…」

ヌメヌメ光る液体が、ダストンの男根を包み込むと、男根が隆々とそそり立ち天をむく。

ダストンの息が荒くなる。

「私の愛液ですよ…ほほ…人の体を蕩かし…魂だけにする悪魔の愛液…ほほほほ…」

ダストンは驚愕する。

「あ、悪魔の愛液!?…あ、ああ、なにが…ああ…でもいい…こ、睾丸までたれてきた…ああ睾丸もいい…」

ダストンの表情は驚愕から愉悦に変わっていく、股間をすり合わせ、自分から愛液を広げていく。

”うあ…物が…俺の物が熱い…痺れる…蕩ける…おお…ア、アヌスまで…太もももいい…”

愛液に包まれたところは次第にむず痒くなる、こすり合わせて掻くと、そこが性器であるかのような快感を伝えてくる。

ダストンはその感覚に夢中になり、足をすり合わせている。


「よいでしょう…それに包まれた所は私の物になるのです…そして最後はお前の魂まで私の物に…魂を悪魔の子宮で

大事にしゃぶってあげましょう…ほほほほ…」

”あの中へ…と、溶ける…ああ…は、早く行きたい…溶けたい…ミストレスの中へ…”

ダストンの心が愛液に犯されていく。


「さあ、私の中に入れてあげましょう…」

ダストンに、ミストレスがまたがってきた。

ミストレスの足が愛液に濡れた部分に触れる、むず痒いそこにしっとりした肌がすれてたまらない快感が湧き起こる…

「ああ…ミストレス様…気が狂いそうです…」


ミストレスはダストンの足にまたがるり、ダストンの物をサワサワなで始めた。

”ああ…いい…”

ダストンは陶然としている。

「ミストレス…あなた様はいったい…あぁ…」

ミストレスがダストンの袋を柔らかく揉みしだく。

「私はミストレス…ふふ…それ以外ではないわ…あなたは私の獲物…さあ出して、魂を…」

ミストレスはダストンにうっとりと語りかける。

ダストンにはミストレスの言う事が理解できない。

ミストレスの奉仕を受けていると、体の中に熱いものが満ちていく。

「ミストレス…私の魂をご所望ですか…はぁ…どうぞ…お持ちください…」

ダストンはうなされるように、ミストレスの物になることを承諾する。


ミストレスは妖しく微笑み、ダストンの物を自分の女陰にあてがい、ゆっくり腰を降ろしていく。

ダストンはもはや言葉もでない。

亀頭が女陰に触れると熱い快感がそこから伝わってくる。

じわじわ飲み込まれていくにつれぬめった感覚が下りてくる、ぬめる肉の感触だけしか感じなくなり、心が快感に支配

されていく。

女陰の縁が竿を舐めていく。

”熱い、熱い、泥沼、女陰の形の熱い快楽の泥沼…そこにはまっていく…沈みこんでいく…”

漠然とそんなイメージが湧く。


ミストレスが、ダストンの物をすべ飲み込んだ。

ブチュ、卑猥な音がして、女の股間から愛液が飛び散る。

ミストレスはゆっくりと体を上下させる。

ミストレスが上下する度、ダストンの腹に愛液が流れ広がっていく

ミストレスは白い手で、ダストンの締まった腹に流れた愛液を撫でまわし、叙々に広げていく。

もしダストンが正気だったなら、自分が身動きできなくなっていく事に気づいただろう。

いつのまにか、手足を抑えていたメイド達は離れているが、ダストンはミストレスの与える快感の中に浸りきり、抵抗

するそぶりもない。


「ああ…飲み込まれる…ミストレス様に…ああ…もっと…もっと呑み込んでください…」

「よいでしょう…熱くなってきたでしょう…もうすぐ魂が固まるわ…さあ…魂だけになりなさい…そして私の中へ…悪魔の

子宮へおいで…快楽の泥沼に沈みなさい…この子たちのように…」


ダストンの体が快感で硬直する。

体の中を満たす異様に熱い快感が、突然冷たい感覚に変わる。

もともと冷かったものを、熱いと思っていただけかも知れないが…

ガチャン…

ガラスのように体のなかで何かが砕ける感覚。

くたり、とダストンの体から力が抜ける。


ごそりと言う感じで、ダストンのものからミストレスの中に、固形物が送り出される。

ミストレスは、ダストンから離れ、股間に手をやりダストンから奪ったものを産み落とす。

それは、2cmほどの赤い玉であった。


ミストレスは玉に向かって語りかける。

「ほほ…ダストン…どうです…魂だけになった気分は…純粋な快楽を…悪魔との交わりを教えて差し上げましょう…」

そして、玉を女陰にあてがう。

ミストレスの女陰が、玉を再び呑み込んでいく。


ミストレスは、魂を失い、悪魔の愛液に包まれたダストンの体に再びまたがる。

そして、その体をいとおしげに撫で回す。

すると、ダストンの体が溶け始めた、溶けたところから透明になり、愛液と区別できなくなる。

そして、ミストレスの女陰は愛液をゴクリ、ゴクリ飲み込んでいく…

やがて、ダストンの体は、すっかりミストレスに呑み込まれてしまった。


「ダストン…美味しかった…次は…誰にしましょう…ほほほほ…」

闇の中で妖しく笑うミストレス、その様子を黒服のメイド達が無表情に見つめていた。


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