魔女の誘い

第一章(5)


 ”……”

 『奥様』はオイグルのモノから手を離し、両手を開いてオイグルを誘う。

 ”さぁオイグル……私の中に……”

 ”あぁ……『奥様』……”

 オイグルは『奥様』に覆いかぶさり、屹立したモノを『奥様』の秘所にあてがう。

 ”ぁぁぁ”

 感極まった呻きをオイグルが漏らし、『奥様』はオイグルを愛しそうに抱きしめる。

 ”きて……”

 引き締まったオイグルの腰が、『奥様』の白い足の間へ深々と打ち付けられる。

 ”あぁぁぁ……”

 ”うおぅ”

 『奥様』の喘ぎとオイグルの呻きが絡み合った。
 

 ”すごい……”

 ビルが呟いた。 オイグルと『奥様』に目を奪われ、メイドとの交合が中断している。 もっとも、他の者たちも動きを止め、『奥様』とオイグルを凝視している。 

それは、何かの儀式の様であった。

 
 ”はぁっ……はあっ!!”

 ”ああ……オイグル、いい……もっと……もっと”

 『奥様』はあられもない声をあげ、オイグルにしなやかな体を絡みつかせる。 オイグルは、たくましい動きで『奥様』を突き上げる。

 ”う……ううっ……”

 ズブッ……

 オイグルの腰が深く、さらに深く……『奥様』の秘所と打ち付けられる。 『奥様』の秘所は、柔らかな花のように広がり、オイグルの腰へと絡みつき、さらに

尻を包み込んでいく……

 ”オイグル……きて……”

 ”ああ……ああっ……”

 ズブッ……ズブブッ……

 滑った音がして、オイグルの下半身が『奥様』秘所へと潜りこんだ。 彼は腰から下を『奥様』の秘所の中へと潜り込ませ、うめき声をあげながら腰を振っ

ている。

 ”ああっ!……奥が……いい……”

 甘い声をあげ、身を震わせる『奥様』。 彼女の秘所の陰唇は喜びに震え、はまり込んだオイグルの腰から腹にへばり付き、ヌメヌメトと波打つ。

 ”『奥様』ぁ……と、蕩けてしまいそうです……”

 ”もっと……もっと奥に……”

 オイグルは奥様の足を抱え込み、誘われるままに彼女の秘所へと己を打ち付ける。

 ズブッ、ズブブブッ!!

 オイグルは一個の陽物と化したかのように『奥様』の秘所にはまり込んで身を震わせ、じわじわと彼女の中に身を沈めていく。

 
 (これは……夢か?……)

 ビルは自分が見ているものが何なのか、理解できずにいた。 オイグルの体が『奥様』の秘所へと沈んでいく。 物理的に、あり得ないことだった。 なのに

……

 
 ”あああっ!……”

 オイグルが呻く。 もう彼の体はすべて『奥様』の中に納まり、頭だけが秘所から覗いている。 オイグルは顔を撫でる陰唇を咥え、唇で愛撫している。

 ”オ、オイグル……いい……いいっ!”

 『奥様』が足を突っ張り、胸を弄って乱れている。 その白い腹が、ふわふわと動いているのは、中からオイグルが愛撫しているのだろうか。

 ”き……て……”

 ”『奥様』っ!”

 ズブリと音を立て、オイグルの頭が秘所の中へ沈んだ。 ブチュブチュと音を立て、泡立つ愛液が秘所から溢れる。

 ”あぁぁぁぁぁ!!”

 ”いぃぃぃぃ……”

 『奥様』が極みの声を上げ、その腹の中からくぐもったオイグルの声が響いた。 『奥様』は寝台の上で背筋を反らせて硬直し、そしてくたりと崩れ落ちた。

 
 ”うぁ” ”はぁ……”

 あちこちから、呻きや喘ぎが漏れた。 皆、息をつめて『奥様』とオイグルの交合を見守っていたが、『奥様』が絶頂に達したとき、あてられてしまったよう

だった。

 ”……彼はどうなったんだ?”

 ビルは傍らに寝そべっているメイドに尋ねた。 メイドは笑って答える。

 ”『奥様』の中で蕩けて、一つになったのよ……”

 (……喰われた、という意味なのか?)

 ビルは頭を振る。 恐ろしい事を聞いたようでもあるが、同時にオイグルがうらやましいという気持ちもあった。

 (これは、夢なのか?……)

 ここから逃げ出せ、と理性が頭の片隅で叫ぶのだが、夢の中を漂っているようで頭がうまく回らない。 頭を巡らして辺りを見ると、ディックが立ち上がる

のが目に入った。

 (ディック?)

 
 ”……はぁ……”

 『奥様』はため息を漏らし、半身を起こした。 形の良い乳房がプルンと揺れる。

 ”ん……”

 長い黒髪をかき上げ、部屋の中を見渡す。 メイドや集落の者たちがあちこちに横たわり、こちらを見たり、互いを慰め合ったりしている。 『奥様』は一人の

男に目を止めた。

 ”貴方は、外から来た方の一人ですね。 名は何と言いましたか?”

 ”ディック……” 彼はそう答えた。

 ”ディック……ふふっ……どうです、味見してみませんか?”

 そう言って『奥様』は妖しく笑った。

 ”味見?……”

 ”ええ……ここを……”

 『奥様』はディックに足を向け、そこを開いた。 オイグルを呑み込んだ、魔性の妖花がディックの目にさらされる。

 ”……”

 ヒクヒクと蠢く肉の花。 たった今人ひとりを呑み込んだそこから、愛液の滴がタラーリと流れ落ちる。

 ”さぁ……おいでなさい……”

 『奥様』の言葉に、ディックはたちあがり、よろけながら彼女の方へと歩み寄る。

 ”さぁ……”

 『奥様』が両腕を広げた。 均整の取れた白い女体が彼を誘う。 ディックは、誘われるままに『奥様』の腕の中へ体を投げだす。

 フカッ……

 極上のクッションより柔らかい『奥様』の乳房が、ディックの重みを受け止めた。 『奥様』が微かに呻き、ディックは胸に微かな滑りを感じた。

 ”ん……”

 手で拭うと『奥様』の乳首から白いモノが漏れていた。 ディックは吸い込まれるように『奥様』の乳首を咥え、舌先で乳を味わう。

 フワリ……

 ディックの頭の中に乳色の霞が広がって幸せな気分になり、腰のあたりが熱く固くなってくるのを感じた。

 ”立派……”

 『奥様』の手がディックのモノを撫でた。 滑らかな手触りに、ディック自身がみるみる高ぶっていく。

 ”そ、そんなにされたら……”

 ”あら、ごめんなさい……じゃあ、おかえし”

 『奥様』は笑うと、ディックの手を取って自分のモノへと導いた。

 ”ねぇ……触って”

 ”は、はい……”

 ディックは求められるまま、『奥様』の花弁を撫でた。 その指に『奥様』の花弁が絡みつく。

 ”あ……”

 滑る感触に、ディックはうっとりとする。 ディックが意識せぬままに、彼の手が『奥様』の花弁を弄り、真珠を愛撫する。

 ”ああん……”

 ”あ……”

 ディックは慌てて手を引っ込め。 『奥様』を見つめた。

 ”ふふ……よいでしょう?”

 ”え……ええ……これは?”

 ”私のココは、魂を蕩かすほど心地よいのよ……フフ……さぁ……”

 『奥様』が、デイックのモノを自分の秘所へと導いていく。 ディックは腰を引きかけたが、愛液に濡れた『奥様』の手でモノを捕まえられると逆らえなくなった。

 ”おいで……”

 ズブリと音を立て、ディックのモノが『奥様』の秘所に咥えこまれた。

 ”ぁぁ……”

 モノが柔らかな温もりに包まれ、亀頭がヌメヌメとした肉襞に舐められる。 魂を愛撫される様な快感に、ディックはたちまち虜になった。

 ”どう……私の味は”

 ”いい……最高です……『奥様』……”

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