鳥
解説
R.K:「鳥」でした。 これにてランデル教授シリーズは完結となります。 如何でしたでしょうか。
エミ:完結?。
ルウ:第一部、ご好評のうちに幕ですか?。 『天の使者』たちの正体って?
R:では補足説明を。 『天の使者』たちは、『ガールズ・イン・ア・ボトル』にも登場したクー人類の末裔です。
ル:クー人類は鳥人だったの?
R:いえ、クー人類は、地球人と同様の『毛なし猿』です。 『天の使者』たちが卵生の鳥人なのは、生存の可能性を高くするために機動性の高い体として
デザインされた結果です。
エ:ロボットアニメですか!
R:ちなみに、『天の使者』たちは『ガールズ・イン・ア・ボトル』や『乳の方程式』以前に送り出されたという設定です。
まだクー人類の文化継承を託すところまでは行っていないので、卵で送って、現地で教育しようというプランだったわけです。
ル:ははぁ、しかし卵からかかえったけど、教育システムの使い方が判らず……
エ:野生動物として生活していたわけだ。
R:そう言うことです。 ちなみに、彼女達と一緒に送られた教育資料は、この後ランデル教授によって解明され、マジステール大学のデータベースに残さ
れます。 その中にはクー人類の生命改造技術の一端があり、それを『悪用』するのが『ヌル』のプロフェッサー・ホークです。
エ:未来は確定していない。 あの未来は来ないかもしれない。
ル:さらに悲惨な未来が来るとか。
R:そうならないことを祈りましょう。
R:さてランデル教授ですが、この後も精力的に世界を回り続け、クー人類の技術を探すことになります。
エ:すると? いずれ『妖品店ミレーヌ』を訪れると?
R:さてそれはどうでしょう。 探せば見つかる遺跡と違い、『妖品店ミレーヌ』は積極的に隠れているわけですから。
ル:でも街中で騒ぎを起こし続けているんでしょう? 悪魔に魔女にサキュバスが。 それに使い魔が増え続けているわけだし。
エ:いや全く。 おかげで店長の機嫌が悪くなる一方で。 『使い魔一匹でもろくに統率できない見習い魔女が、やたらに使い魔を増やすなんて!!』って。
ル:『ビーストウォーズ』の時のビースト娘軍団のこと? あれそっくり飼うことにしたの!?
エ:放置しておくわけにもいかなくてね
R:その辺は、VSシリーズの次回作で語ることになります。 それで、ランデル教授に話を戻しますが、『鳥』はHP作成の初期段階で予定していた話の一つ
です。
エ:15年も前じゃない。 今まで何で書かなかったの?
R:初期プロットはほとんどHがない話になっていたのと、鳥葬の習慣がある村に死体を持ち去る鳥人が出てくる話なわけで、なかなか書きだせなくて。
ル:書かないという選択肢もあったのでは?
R:いや、ランデル教授は4つ書くことにしていたので、初志貫徹しないと、他の話も書けなくなるような気がして。
エ:取捨選択というのもあったのでは?
ル:書き出したはいいけど、休み休みだったし
R:はっはっはっ……
エ:時に、『天の使者』たちは今後どうなるのかな?
R:いずれ世間に存在を公表し、暮らしていけるように教授が尽力することになるでしょう。 『天の使者』たちは教授を信頼しているので、彼の元を離れる
ことはないでしょうし。
ル:『天の使者』たちよりも、彼女たちの保有していたター人類の遺産の争奪戦になるのでは?
R:生命改造技術以外は、現行の地球技術に貢献するものはないことになっています。 新エネルギー技術でもあれば別でしょうが、ター人類は生活を
抑えてエネルギー危機を乗り切ることを選択したので、その辺りの新技術は持っていなかったのです。
エ:でも、異星人が地球に来ていて、その遺産が見つかっていたことが公表されたら、世界中で異星人の遺跡探しブームが巻き起こるんでないの?
R:おそらくそれはそうでしょう。 その結果、どんな混乱が起きるか。 それを危惧したから、ランデル教授は『ガールズ・イン・ア・ボトル』の時はごまかした
のですが……今回はそうはいかないでしょうね。
ル:真面目に考えると、結構とんでもないことになりそうだよね。
R:さて今後の予定ですが『ヌル』完結後に予告したVSの次回作が2019年より指導する予定です。 それまでは『あたらしいママ』が継続する予定です。
エ:と言っても、2018年もあと1週間ですけど?
R:まったく、よくぞここまで続いている……で、???物語の次回作として「となりのおばさん(仮)」を予定しています。
ル:「おばさん」?
エ:となりにおばさんが住んでいる? 普通の?
R:一見、普通のおばさん。 但し、シングル・マザー。 そして彼女の子供には奇妙なところがあったのです……
エ:ホラーか!?
ル:それともホラか!?
R:エロです一応……
<2018/12/24>