ともしび

解説


R.K:「ともしび」でした如何でしたでしょうか。
エミ:やっと終わった…これで眠れる…グウ。
ルウ:あーエミさん…あーあー寝ちゃった。
敬:では代わり主役の僕と
蛍:ヒロインのボクが!!! あれ、敬? どうして胸を押さえているの
敬:…心臓が大声出してしゃべるんだもの…すっごく気色悪くって…

R:まず、蛍とはなんであったか
蛍:「発光の美少女」!!
敬:…
ル:あーあ、言っちゃった…
R:不幸だったかどうかは意見の分かれるところでしょう。
ル:姿形は変わったけど生きてるものね。
R:蛍は前(だけ)を見て生きる少女、新しい幸せの形を見つけるはず。
ル:新しい騒動の元になったりして。

R:次にボツになった設定について。 まずは「ともしび:ダーク」
ル:どれどれ…蛍が小悪魔で、敬が悪人…同級生を次々に毒牙にかける!?
蛍:うっわーひどい奴…っこれボクか
敬:…友人が蛍の虜になっていくのを笑ってみているよ…僕
ル:すくいがないよ…これ
R:だからボツ。 次は「蛍と敬、その後」
敬:なになに「あっ、綺麗なお姉さんだ…」
蛍:でボクが「敬…必殺ストライキ!」で鼓動を止める…

バタン…

ル:それじゃ、敬が死んじゃうって
R:外伝「超人 その名は敬」
ル:「生まれ変わった敬、彼には新たな力が備わった。ピンチになると心臓の蛍が超人ホルモン ホタルーゲンを分泌! 10人力のパワーを発揮できるのだ!」
敬:「パワーを出している間、蛍はいつもの10倍の輝きを放つ…しかしそれは長くは続かず…2分たつと点滅をはじめ…3分立つと輝きが消える…」
蛍:「蛍の輝きが消える時、敬の命もまた消えるのであった…」

バタッ…

R:なんまいだ…そして「敬の最後」

「では参列の方々…お見送りをお願いします」
「おじいさんや、何れ私も参りますよ」
「おじいちゃん…バイバイ」
「お父さん、お世話になりました」
ガチャ… ゴー… 焼き上がり… ガラガラガラ…
「あれ、燃え残ってる」
『うーむ僕もともしびになってしまった様だ』『やたっ!今後はボクと第二の人生を…』

ル:不死鳥ですか、この二人は。

敬:えー「17.消火計画立案と燃える男達」のエミさんの推測の立て方に無理があるのではという指摘が…あ、ジョーカー(エミ)さんが起きてきました。
エミ:こほん、では…

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 この直前、蛍は『蛍』を見て、自分に何が起こったのか敬に説明しています。

これは彼女が『病気』にかかり、病状と原因を敬に説明したと捉えることが出来ます。 病人が自己診断しその結果を述べる。簡単な行為のように見えますが、これを可能とする為にはその「病気」について正確な知識が必要となります。

人間が病気になった場合を考えてみましょう。
例えば、下痢が止まらなくなって脱水症状を起こしている人がいるとします。
 現代人ならば「コレラかも知れない。隔離して水分を補充させよう」
 江戸時代の人ならば「悪い流行病だ、そばによるんじゃねえぞ」
 さらに昔ならば「悪魔が取り付いただ、お祈りすんべ」
となるでしょう。 正しい判断に正しい知識は不可欠です。
私(エミ)は敬の話から「蛍が自分の病気を正しく判断できる知識を持ってる」と考えました。

ではその「病気」の知識はどこから来たのか。
我々自身が持っている知識は、殆ど全てが他者から教わったものです。
「自分で調べた事もいっぱいある」とおっしゃられる方もいるとは思いますが、本、テレビ、ネットなどの知識は全て誰かが他人が調べ、記述した物である事を思い出してください。
従って、「蛍が持っていた知識は他者から得た物である可能性は極めて高い」
 と言うのが私の推測です。
なお、彼女に創造主が存在し、生まれた時点で知識が与えられていた場合も考えられましたが、この場合は創造主が知識の源であり、それに接触すれば結果は同じでした。
但し、知識を入手出来るかどうかは賭けに過ぎず、そもそも知識の価値はもっと高く…

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R:あーどうも有り難うございました。
以上 エミ教授の講義でした…ちなみに魔女ミレーヌさんも同意見だそうです。
ル:エミさんは人間の時、美人なのにもてなかったのはとか…実はデートの度に講義を始めるので
エ:しかるに…
ル:まだやってます

蛍:ところでボクたちの出番は終わり?
R:今の所は、「ともしび」絡みの話は予定されていますがお二人の出番はありません。 お疲れ様でした。では次回作の主人公、これです。名前は『ライム』
?:ミー…
ル:猫…じゃないよね?何この毛玉は?
R:「ぺットボトル(化)」が予定されていましたが、話を練っていくうちになんと!ペットボトルが出てこなくなりました。
ル:はい?
R:と言うわけで、タイトルが変わりました。では登場予定の方々を。
大学生1:どうも、須他金雄です。 マジステール大学の工学部ロボット学科生です。
大学生2:金雄の友人、十文字智夫。 超能力者です。
黒いの:お久しぶりでございます。『コーヒーゼリー』改め『マダム・ブラック』でございます。
???:月のアルテミス…ふぁぁ…ですわ
真紅の:シャー…シャーシャシャー!!
マントの人:水のアクエリア…お母様、光熱費がまた上がりましたわ。
ピンクの:ブロ…ブロブロブロ…ブロッ
教授:緑川じゃ。 ふむ、全ては人類の為!!
鶴透組長:出所したぞー!
英〜恵布:『請負も派遣もこりごりだあー!正社員に採用してー!』

ル:…なんですかこの面子は…本当にエロになるんでか?

R:さあ…というわけで、
『VS』から数年後の物語。
エミもミスティも出て来ないけど、5人の子持ちとなったコーヒーゼリーお母さんが頑張る。
娘達が這い回る。金雄が寝る。組長達が踊る、走る、戦う。教授が人類の未来を願う。
緑のスライム少女『ライム』がひとり立ちする時…町内大騒ぎの幕が上がる!
次回「ライム物語」(「ス」はつきません)

<2007/03/24>


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